東卍だろうが何だろうが鉄骨娘はひるまない

夏祭り ページ40

あれから何事もなく時は流れ、8月3日。

待ちに待った夏祭りの日がやってきた。


武蔵神社で行われる夏祭りはそこそこ大きいらしく、花火も上がるのだとか


釘崎の地元では夏祭りはあったものの花火は上がらないやっすいものしかなかったため、密かにこの日を楽しみにしていた。

ヒナによれば

マイキー、ドラケン、エマ、ヒナ、武道、私の6人でまわる予定だったのだが・・・・



急遽マイキーがこれなくなったらしく、マイキーは不参加となった。

そうなると私を除く4人は恋人もしくは恐らく両想い同士という構図になるわけで・・・

こうなればおのずと自分がとるべき行動は変わってくる


大人数でわちゃわちゃ楽しむつもりだったが、予定変更


ヒナとエマにこっそり「お邪魔虫は退散するわね」と伝え、釘崎は一人集団から抜け出した。

仕方ないから今回はヒナとエマに免じて武道とドラケンに花を持たせてやろう

そう思ったのだ


「お腹空いたし何か食べようかしらね・・・・」





何かめぼしいものはないかと、釘崎は人の流れに逆らわないまま歩き出した

釘崎は釘崎で夏祭りを満喫する気満々だった

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