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集会2 ページ14

「で、集会ってなにするの?集会といったら長ったらしい校長の話くらいしかイメージないけど」
「そんなクソくだらないようなものじゃないよ。
ん〜、何ていうかな・・・まあ今回の場合はこれからの東卍の動きの意見を聞いたりして今後の予定を決めるとかそんな感じ」
「なんで東卍でもない私がその場に誘われてんのよ。総長と副総長としてはいいわけ?」

集会場所に数人でぞろぞろと歩きながら訪ねる
もともとマイキー(コイツ)に引き留められてなかったら布団をしいて寝ている頃だ
それもあいまってジロリとねめつける目は険しくなっている自覚はあるが、マイキーとドラケンが怖気つく様子は当然見られない
まぁありえないとわかっていはいるが・・・

「それだったらたけみっちにも言えることだろ」

ドラケンが突然武道の名前をだし、「うえ!?」と情けない声が聞こえてくる

「なーにビビってんのよ。男ならシャキッとしなさいよシャキッと」
「そういう野薔薇は女のわりに色々ぶっ飛んでるよね」
「おい佐野喧嘩売ってんのかコラ」
「え〜誉め言葉だよ」

そう言って肩をすくめるマイキーに一発殴ってやろうかと拳を軽く握ったが、ドラケンに目ざとく気ずかれ失敗に終わる
顔をしかめて見せると軽い手刀が頭に振ってきた

「女には優しくしないとモテないわよ」
「へーへーそれはわるぅござんした」
「絶対思ってないでしょそれ」

どいつもこいつも失礼な奴だとため息をつく
武道は先ほどから苦笑いしっぱなしだ
内心でもっと堂々としてろと思うのはいったい今日で何回目だろうか?
ときたま大胆なことするくせに妙にビビりなのに違和感を覚える

ビビりか大胆なのかはっきりしろってんだ

そう思いながら神社ならではの石造りの階段を上る
集会の場所に近づいているからなのか、先ほどまで無駄口をたたきあっていたマイキーとドラケンは揃って口を閉ざしている

見慣れない真剣な表情が気にならないわけではなかったが、それよりも気になることが釘崎にはあった


「(呪霊の数、多くなってない?)」

そう、神社の入り口である鳥居に近づくたびに確認できる呪霊の数が明らかに増えてきている
それに、先ほどからなにやら虫唾が走る
それは階段を上がっていくたびに強くなっていく

一段、二段、三段、四段・・・・

そしてとうとう目的地に到着したとき、思わず釘崎は眉をひそめた

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ももん - やっば!野薔薇ちゃんめっちゃイケメンそしてクロスオーバー増えろー続き楽しみにしてます!! (2021年9月20日 1時) (レス) id: 235b182826 (このIDを非表示/違反報告)
澪奈(プロフ) - 更新待ってました!このお話すごく好きです!野薔薇ちゃんがかっこいい…。続きも楽しみにしてます! (2021年9月19日 12時) (レス) id: 48c427dff0 (このIDを非表示/違反報告)
名無し48535号(プロフ) - 更新ありがとうございます!!めちゃめちゃ待ってました! (2021年8月27日 22時) (レス) id: c71c83be9f (このIDを非表示/違反報告)
まい - 更新待ってましまた!!!ありがとうございます!続き気になるー! (2021年8月27日 18時) (レス) id: d97db629db (このIDを非表示/違反報告)
トムジェリ(プロフ) - 続きがものすごく気になります!!更新頑張ってください!!! (2021年8月26日 1時) (レス) id: cc774e2595 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まお | 作成日時:2021年7月9日 21時

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