【鬼滅の刃】空の呼吸の使い手、原作壊します

霍 ページ6

ふむふむ。

是迄の情報を整理すると

・幼子は必ず夜に消える(まぁ原因鬼だからね)

・幼子は何かに取り憑かれたようにして山の方へと歩き出す。

・大の大人(五十過ぎの中年さん)が止めようとしても恐ろしい力で振り払われる。

・いなくなるのは三歳時から九歳時ぐらい迄の年齢。

・いなくなった子供は誰1人として見つかっていない。

此のぐらいか。

うん、これは絶対鬼の仕業だね。

絶対そうだよね。

・・・ぶった斬ってやる。

未来を紡いで行く為の碧い若葉を無残にも踏み散らかして行く外道め。

絶対に許さない。

今夜中に決着は絶対につける。

だけど問題は・・・

どの子供が囮的な役割として行くかだ。

もちろん誰1人として自分の子を差し出す人はいない。

当たり前だ。

差し出すような親がいたら鬼より先に其の親を斬るかもしれない。

「ぼ、僕が行くよ！」

「珊瑚！？」

「母さん、僕はもうこれ以上友達がいなくなって行くのは嫌なんだ。

其れを自分が何もできずにただ指を咥えて黙っているのも。

此のお姉さんは強いんでしょ？

だったら僕は此のお姉さんを信じる。

しかも僕は凄く運が良いんだ。

母さんも知ってるでしょ？

大体の事は運で解決出来ちゃうんだ。

なら囮の役割は僕が適任じゃない。

母さん、行かせて。」

「珊瑚・・・

鬼狩り様...

如何か、如何か珊瑚をお願いします。」

「母さん、ありがとう。」

「珊瑚くんは命に代えても守り抜きます。

そして必ずや鬼の頸を斬り落として参ります。」

「珊瑚、必ず生きて帰ってくるのよ約束してね」

「約束するよ！

指出して！

指切りげんまん嘘着いたら針千本のーます、指切った！

ほら！

もうこれで大丈夫。

ねっ？」

・・・なんて立派な子なんだろう。

本当は自分が1番怖いはずなのに其れをおくびにも出さず逆に人を安心させてしまう。

此の子を、死なせてはいけない。

絶対に死なせない。

鬼の頸を斬り落として此の子を守り抜いてみせる！！

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