【d!】うちのヒロインに何か御用で？

保健室で煙草吸っていいの？？ ページ24

あれからチーノに連れられ保健室へ来た。

rk「あっれ、神崎じゃん。どしたの？」

この気楽そうに喋ってるのが保健医の飯田 理子(いいだ りこ)。表上は優しく美人でお淑やかな保健医。だが、私の前では

rk「あ、煙草切れたわ。」

この有様である。

『まぁた、煙草ですか…』

rk「あれ、神崎なんで敬語なの？いっつもタメじゃん。てかそのくせっ毛君誰？彼氏？」

『後輩です…あとサラッと色々バラさないで…』

chi「1-Bチーノと申します！」

rk「ほぅほぅ。くせっ毛チーノ君ね。把握。んで、神崎。今日はどうしたんだい。」

chi「先輩、さっき廊下で過呼吸になってて…辛そうだったんで連れてきました。」

rk「ほー…あいつ絡みか。」

思わず肩が少し跳ねる。

rk「心配しなくてもズカズカ踏み込んだりしないさ。」

(煙草が切れたので)パイプを蒸かしながら言う。

rk「さ、授業も始まるからくせっ毛君(チーノ君)は教室帰んな。神崎は私が見とくから。」

chi「あ、じゃあ戻ります。」

ゆっくりしてくださいね。先輩。と言うチーノにありがとう。と呟いて理子さんの方を見る。

rk「今日は授業受けなくていいよ。寝てな。」

『え、でも…』

rk「くせっ毛君にも言われたろ？ちょっと煙たいかもだけどベット開けるから寝ときな。」

どうせ徹夜でゲームとかしてたんだろ？
なんて図星を付かれる。
うっ、と声を漏らすと病人は寝た寝たぁ！なんてベットに押し込まれる。
押し込まれたら嫌でもベットに寝転ばなければ行けない訳で。
少し眠気が来ている頭で理子さんに訊く。

『理子さんは、なんで私に良くすんの…』

意識が遠のく前に見えたのは少し微笑んでる相変わらずパイプを蒸かす理子さんだった。

rk「…さぁね。」



目が覚める。何時間寝てたんだろうか。

rk「あ、起きた。おはよ〜」

『…？おはよう。』

眠る前と何ら変わらない(変わったと言えば煙草を持ってる事位だろうか。)理子さんに安心しつつ時間を訊く。

rk「え？もう放課後だけど。」

『ふぁ！？！？』

道理で頭が少しクラクラする訳だ…これで三日分位の睡眠は取っただろ…
てか放課後…はっ、部活は！？
あれLI○E来てる…


チーノ部活、休みの連絡しときましたよ。


…あいつプロか…！？
あ、律ちゃん迎えに行かなきゃ…

rk「西條んとこ行くのか？」

『うん、迎えに行かなきゃ。』

rk「あいつ心配してたから早く行ってやんな。」

『ありがとう。理子さん。』

rk「おー。」

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