ブラックホワイトクリスマス アルト視点

出会いの始まり ページ2

俺は、昔、人間に、いじめられていた…

勿論、抵抗はできるはずだった…

突然何かに閉じ込められて、操り人形同然の、

状態だった…




そんな時、俺はある、天使に助けられた…

その天使の名前は、エリル…

だけど、彼女は、俺を助けたことが、

原因で、神様の怒りに触れ、

雷をとされて、片翼を失った…

そして、彼女の、もう片方の羽は…

黒く染まった…

そして、彼女は、

感情を失った…

そして、俺は、人間の形、になった…

だけど、獣耳、獣のしっぽは、そのまま残った…

そして、彼女は、俺に話してきた…




エリルあなたは、どうするの?



彼女の表情は、まるで、感情はなかった…

言葉にも、俺を、気にかけているような感じはなかった…

そして、俺は、彼女の声をかける…




アルト俺を助けてくれて、ありがとな。



俺は彼女に近寄って、頭を撫でた…

彼女は、黙っていた…

そして、彼女は口を開く…




エリルなんで、私を助けてくれるの?

アルト俺のことを助けてくれたからな。

それに俺は、人間が嫌いだ。






その時の、彼女の眼は、青く、優しい目だった…




だけど、雷に打たれた瞬間、彼女からは、色が消えていた…





そして、俺が最初に彼女に植え付けた、感情は、





怒りだった…




だけど、その怒りの感情の中には…




優しさや、愛という感情はこもっている…




そして、彼女の眼は、赤く光り、




その眼の色は、二度と変わることはないだろう…





その瞬間、俺は、決意を抱いた…






今度こそ、彼女を守り切ると…





そう思いながら、俺は、彼女のことを抱きしめていた…






まるで、自分の妹のように…





強く抱きしめた…





こんな風に、俺は、





彼女の、感情を取り戻すために、







努力した…







だけど、予想通りにはならなかった…





次回









宿る感情

宿る感情→←登場人物

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す