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「ねえテヒョン、今日はカラオケ行くでしょ?」
TH「え?そんな気分じゃないんだけど」



夏の始まり、エアコンの効かない暑い教室の中
学校なんて社会の縮図だと思った。



決して交わることのない種類の人たち
それが最初の印象だったし、実際そうで。


クラスの真ん中で机に座ったり椅子を斜めにして座ったりして話しているのは、


きらびやかで華々しくて
クラスカーストの上位も上位の人たち


私みたいな静かに教室の端で座っているやつなんて見えていないと思う。




ギャハハハハ!!!



そんな大きな笑い声に少しびっくりして肩がビクッとなったりしてもきっと気づかない。





「なあテヒョン、3組のリュジンがさ、お前の連絡先知りたいって言ってたんだけど」
TH「いや誰だよ…」




そしてその中でも一際目立つ存在。

端正すぎる顔立ちに良いスタイルに、
全てが彼の思い通りになりそうな独特な目つき


派手なグループにいるのに、

一番目立つ本人はいつも静かに微笑んだりちょっと笑ってたり


ミステリアスな人だと思った。

伏し目がちなその視線に映りたいと願う女子はこの学年、いや学校にいったい何人いるんだろう。



関わりの全くない私でさえ知ってる彼の名前



キムテヒョン



圧倒的なその存在感は異常だった。









「Aちゃん、次移動だよ?」
「あっ、うん。行こっか」




数少ない友達のジユちゃんの声で私も立ち上がる


廊下に出て、一瞬教室の方を向いた時



「…っ」






彼の三白眼と目があった気がした。





JY「どうしたの?大丈夫?」
「…ううん、ごめん、行こう」




気のせいだよね。

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しおり(プロフ) - キムテヒョンがドロドロにドロドロすぎて大好きです最高 (2021年2月14日 13時) (レス) id: 1b0e210448 (このIDを非表示/違反報告)
パクジミ - 更新待ってます!)^o^( (2020年11月30日 10時) (レス) id: 38507f27d7 (このIDを非表示/違反報告)
凪紗(プロフ) - ドロドロ小説大好きなのでとてもタイプな作品でした!私自身も作者でドロドロ系しか書いてないのですが(笑) 私も最近全然更新出来ていないので一緒に頑張りましょう(><) 更新頑張ってください! (2020年11月22日 21時) (レス) id: 938551b283 (このIDを非表示/違反報告)
鼻鼻 - 更新待ってます (2020年11月10日 23時) (レス) id: 8d4ce36b0b (このIDを非表示/違反報告)
パクジミ - こうゆう系の話し好きです!!めっちゃ面白いです!更新頑張ってください!! (2020年11月9日 19時) (レス) id: 86f8160429 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:にりっとん | 作成日時:2020年10月18日 21時

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