検索窓
今日:1 hit、昨日:7 hit、合計:315,182 hit

14 ページ15

.past




テヒョン君は私の全てになった。


付き合った次の日、教室に入った瞬間に感じたのはやっぱりクラス中からの視線で、





TH「あ、おはよAちゃん」
「お…はよう」




私との関係を隠す事もなく
噂はすぐに学校中へ広まっていった。

それでもいじめに繋がらなかったのは、





TH「ねえそれ美味しい?俺にもちょーだい」
「あ…はい、どうぞ」
TH「え、あーんしてよ」





私の側にどんな時もテヒョン君が居たからか、

テヒョン君のお気に入りに手を出しちゃいけないって暗黙のルールみたいになっていたからか。




どちらにせよ、

テヒョン君を中心に回る日々へと変わっていった。




最初は戸惑っていたテヒョン君からの質問




TH「ねえAちゃん俺の事好き?」
「……た、多分、」
TH「え〜心許ないな」





次第に、過ごした時間は増えてきて






TH「ねえAちゃん今度の連休泊まり行かない?」
「え、楽しそうだね行きたい行きたい」
TH「なにその顔かわいい」






初めての時とは比べ物にならないくらい愛された気がした。私はテヒョン君が大好きになっていった。




彼は私によく、「好き?」って聞いてくる
ご飯は美味しそうに食べるし、午後は眠そうにする

両親はあまり家に帰らないから一人暮らし状態で、
私をよく泊まらせてくれて、愛してくれた

私のことをよく知ってくれて、理解してくれた
完璧すぎる私の彼氏は、とても優しくて甘かった




TH「Aちゃん、かわいい」
「んぁっ、やぁっ、!」
TH「あーやば、ごめんやめらんないかも」
「んっ、ひゃぁっ、」






彼はいつも指を絡めて達した


その微笑みが少し歪む瞬間は、
いつもは遠く感じる彼が私のって気がして嬉しくて

息が絶え絶えの中、覆いかぶさるその背中には多分
私の指の跡がついてしまってたかもしれない。







 


またある日は、




「…?なににやけてるの?」
TH「えー?宝物」
「なにそれー……えっ!ちょっと!それ!」
TH「んふふ、ハメ撮り。気付かなかった?」
「やだやだ!ねえ!消して!」
TH「はーい却下ー」






知らかった彼の趣味に若干引きつつも、
幸せな日々を過ごしていた。




TH「あーAちゃん可愛いなあ、誰にも見せたくない」
「なに言ってるの」
TH「いっそもう閉じ込めてたい」
「そんな物騒な」






こんな冗談に笑ったりもしていた





そう、あまりにも幸せだったんだ。



それが、いけなかったのだろうか。








15→←13



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (512 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2065人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

しおり(プロフ) - キムテヒョンがドロドロにドロドロすぎて大好きです最高 (2021年2月14日 13時) (レス) id: 1b0e210448 (このIDを非表示/違反報告)
パクジミ - 更新待ってます!)^o^( (2020年11月30日 10時) (レス) id: 38507f27d7 (このIDを非表示/違反報告)
凪紗(プロフ) - ドロドロ小説大好きなのでとてもタイプな作品でした!私自身も作者でドロドロ系しか書いてないのですが(笑) 私も最近全然更新出来ていないので一緒に頑張りましょう(><) 更新頑張ってください! (2020年11月22日 21時) (レス) id: 938551b283 (このIDを非表示/違反報告)
鼻鼻 - 更新待ってます (2020年11月10日 23時) (レス) id: 8d4ce36b0b (このIDを非表示/違反報告)
パクジミ - こうゆう系の話し好きです!!めっちゃ面白いです!更新頑張ってください!! (2020年11月9日 19時) (レス) id: 86f8160429 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:にりっとん | 作成日時:2020年10月18日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。