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．
「それでは本日のラストを飾るのはＶさんです！」
TH「よろしくお願いします」
楽屋備え付けのテレビから聞こえる馴染みの声
溢れんばかりの歓声は一人だけに送られている。
それがどんなに凄いことか、伝えようとするにも
TH「…んーと、Aは嬉しい？」
「すごく嬉しいですよ」
TH「じゃあ僕も嬉しいよ、わあ一緒の感情だね」
「そ、そうです、ね？」
いつの間にか、一般的なパーソナルスペースよりも
かなり近いところでテヒョンがふんわり笑っていた
正直、
賞とか名誉とか、そんなのに興味がないのはわかっていた。
ならなんでこの仕事を続けていてくれるのか
それだけが少しの疑問だったんだけど、
TH「ファンの皆さんの期待に応えられるよう、
精一杯準備してきました。楽しみにしていてください」
そう言って手を振る彼の笑顔は裏表なんか無くて、
テヒョンにとって天職なんだろうなと
特に深く考えることもなく過ごしていた。
そう、過ごしていたんだけど、
．
TH「なら僕、本気でやめるからね」
「ちょちょちょ、ちょっと待ってください」
TH「なに？何か弁解でも？」
絶対零度の視線を向けられているのはなぜだ
不倫がバレたみたいな空気に冷や汗が出る
JN「だから何回も説明してるじゃん！
Aには少しの間新人開発へ回ってもらうの！」
TH「だから僕のマネージャーがヒョンに変わると」
JN「そういうこと！別に問題ないでしょ！」
TH「…はあ、ヒョン、まだ分かってないんですか」
JN「え？なに、やめてそんな睨まないで」
TH「僕とAはハッピーセットです。よってマネージャーの変更は認められません。以上、解散」
「えっ、ちょ、テヒョン、」
TH「行くよ、A」
そう言って私の手を握って部屋を出たテヒョン
ああ神様、
TH「僕と離れるなんて何事？ずっと一緒だよね？」
あの夏の日に出会った青年は、
TH「むりむり、Aがいなきゃ何も感じない」
いつの間に、
TH「ねえA、行かないよね？
僕の側にいるんでしょ？」
こんなふうになったのでしょうか(白目)
．
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にりっとん(プロフ) - hirotdmさん» うわあ！ありがとうございます！！そう言って頂けると凄く嬉しいです^ ^！！ (2020年10月14日 22時) (
レス) id: 938d7e1e55 (このIDを非表示/違反報告)
hirotdm(プロフ) - 更新待ってました！ちよっとブラック気味なテヒョンが待ち遠しかったです。 (2020年10月14日 21時) (レス) id: ea4210145d (このIDを非表示/違反報告)
にりっとん(プロフ) - ヨシ子さん» ありがとうございます…！好きと言ってもらえるとは…とても嬉しいです（ ; ; ）更新頑張りますね！ (2020年8月16日 19時) (レス) id: 938d7e1e55 (このIDを非表示/違反報告)
ヨシ子(プロフ) - わあ…すっごく好きなお話に出会えました…！これからも応援しております〜！(^^) (2020年8月16日 16時) (レス) id: b34db0bca5 (このIDを非表示/違反報告)
にりっとん(プロフ) - Ruluさん» ありがとうございます（ ; ; ）Rulu様のコメントが励みとなっております。頑張らせて頂きます！！！！ (2020年8月10日 22時) (レス) id: 938d7e1e55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にりっとん | 作成日時：2020年8月10日 18時
