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いつの間にか時が進んでいた
知らない間、正確に言えば気づかない間に
僕の人気はなんか凄いことになっていたらしい。
人気とかみんなが好きとか、
明確な数値のないものにピンと来なくて焦ったけど
なんとなく、Aが喜んでいるから僕も嬉しかった気がする。
Aと出会って、もう数年が経った。
初めて会った時から今までずっと、僕の側にいたのはAだったしきっとこれからもそうだと思う。
けど最近、なんかすごく不安になる時があるのは、
僕が売れて、スタッフの数も増えて
規模の大きくなったコンサート会場の中
Aを探すことが難しくなったから？
やたらと馴れ馴れしいメイクさんが、Aよりも多くの時間僕のパーソナルスペースに入ってくるから？
Aと二人でゆっくりする時間が極端に減ったから？
たぶん全部。全部が要因。
僕とAって誰よりも固い絆があるから。
だから僕は時々不安定だ。
お金は十分入ったのに、心は満たされなかった。
いくら賞レースで勝ったって涙は出なかった。
きっと僕は淡白な人なんだ。そう思ったけど
JN「なんか疲れた。少し仕事を詰めすぎたかも」
TH「ヒョンが詰めてるんでしょ」
JN「正直言ってさ、癒しが減ったんだわ。最近。
原因を考えたんだ。そしたらさ、いないんだよ！」
TH「いない？」
JN「そう！Aがいないの！！
だからこんなにむさ苦しいんだよこの事務所は！！」
一瞬何を言っているのか分からなかった
女性スタッフなら普通にいるし、
一般的に見たら華やかなオフィスになったじゃんか。
なんでヒョンはAを出したんだろうって
JN「お菓子見せたら寄ってくるんだよあの子。
もう餌付けしてる気分だよ。ネコみたいなんだ」
TH「ヒョンとAは仲良いですっけ？」
やたらとにやけた顔でAの名前を出すヒョンに少しムッとして、そんなことを聞いた事もある。
JN「うん？まあ仲良いね。妹みたいだし可愛い。
けどテヒョンアとAの友情には負けるかな〜」
僕って淡白でしょ、
ジニヒョンのその答えで十分なはずでしょ？
"友情"
こんな違和感、なんで感じるのか分からなかった。
でも
「あ、テヒョン、今から打ち合わせ出れますか？」
TH「うん。ちょっとだけ頭痛いけど」
「欠席しましょう今すぐ寝ましょう」
Aは少し過保護くらいがちょうどいい、
ただ、僕だけを心配して欲しいだけ。
それだけなんだ。
．
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にりっとん(プロフ) - hirotdmさん» うわあ！ありがとうございます！！そう言って頂けると凄く嬉しいです^ ^！！ (2020年10月14日 22時) (
レス) id: 938d7e1e55 (このIDを非表示/違反報告)
hirotdm(プロフ) - 更新待ってました！ちよっとブラック気味なテヒョンが待ち遠しかったです。 (2020年10月14日 21時) (レス) id: ea4210145d (このIDを非表示/違反報告)
にりっとん(プロフ) - ヨシ子さん» ありがとうございます…！好きと言ってもらえるとは…とても嬉しいです（ ; ; ）更新頑張りますね！ (2020年8月16日 19時) (レス) id: 938d7e1e55 (このIDを非表示/違反報告)
ヨシ子(プロフ) - わあ…すっごく好きなお話に出会えました…！これからも応援しております〜！(^^) (2020年8月16日 16時) (レス) id: b34db0bca5 (このIDを非表示/違反報告)
にりっとん(プロフ) - Ruluさん» ありがとうございます（ ; ; ）Rulu様のコメントが励みとなっております。頑張らせて頂きます！！！！ (2020年8月10日 22時) (レス) id: 938d7e1e55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にりっとん | 作成日時：2020年8月10日 18時
