四日目 . 羨ましい、 ページ25
船に乗ってから二日目の朝。
その乗ってる船が広い為に道に迷いつつも、何とか辿り着いた食堂の中に入れば、既に何人かが朝食を取っていた。
カウンター席の方では紙を手に持ち見ているマルコさん(眼鏡掛けてた。意外)とその隣で机に突っ伏してるエースさんの姿が。
…何があったんだろ。
『お早うございます。……エースさん、どうしたんですか？』
「あァ、お早う。コイツは気にすんな。書類溜めたばっかりに今まで徹夜して終わらせた屍だよい。」
『し、屍って……。』
チラリと此方を見たマルコさんは直ぐエースさんに何処か呆れた眼差しを送り、上半身裸な彼の背中を容赦無しに叩く。
「うぅ」と呻き声が上がっただけで特に何も起こりはせず、ただただ私も苦笑するだけだった。
と言うか、海賊に書類纏めとかあるのか。
「全くしょうがねェ奴だよなァ。っと、Aちゃんお早う！出来たての朝食をどうぞ。」
『…！有難うございます…！美味しそうです。』
厨房から出てきたサッチさんが私の目の前にパン、スープにサラダと何とも朝食らしい料理を並べたので私はサッとエースさんの隣に座った。
隣で大変申し訳ない。エースさん(拝み)
「ホーント嬉しい事言うよなァ〜！そんな可愛いAちゃんに、デザート付けようかな〜！」
『わぁ…！それは楽しみです！』
「A、あんまりコイツ調子に乗らせっと面倒だからここらで止めとけよい。」
「何ソレ酷ェ！」と言いながらサッチさんは厨房へと戻った。
そこへ入れ違いにイゾウさ…、イゾウが私の隣へ来ては座った。
「早いな、お嬢。」
『お、はよう。えと、ノエルさんと相部屋だったから』
「あァ。…成程、何かされなかったか？」
『…？特に何も』
「なら良かった」とイゾウは撫でようとしていたのか手を伸ばしたが、
「ちょちょちょ待て待て待てーーーーいっ！！！」
焦った声と共にフライパンが目の前に現れ、イゾウの顔が見えなくなった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 262人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
毒林檎 - 面白い！この夢主ちゃんのさっぱりした性格がすきだぁ！ (2019年7月14日 10時) (
レス) id: e2c6813810 (このIDを非表示/違反報告)
蒼い鳥さんが復活(プロフ) - 二次元＝オタクの聖地さん» 有難うございます…！！！全力で頑張ります！！！ (2019年4月28日 23時) (レス) id: e9c12cde6a (このIDを非表示/違反報告)
二次元＝オタクの聖地 - とても面白いです！！更新頑張ってください！！ (2019年4月27日 20時) (レス) id: 205eee0660 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：蒼い鳥さんが復活 | 作成日時：2019年4月27日 2時
