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トントン side
トントン「なぁ」
A「はい、」
トントン「敬語、外そうや」
A「...」
これから一緒に動くことも少なくないやろうし、と付け加えても彼女が納得する様子はない。
...なにか気に触れてしまったか？
A「...すいません、今のままじゃダメですか」
トントン「なんで？」
理由を答えてくれる様子もない。
...困ったな。
敬語は良いのだけれども、あまりにも幹部と仲が悪いといざとなる時困るだろう。
A「...悪魔と取り引きしててどう思いました？
滑稽だと思いました？」
それとも、可哀想な人だと思いました？
俺を煽るには充分だった。
それだけだ。
トントン「悪魔と取り引き？そんなの気にしてたらキリないやん。
そもそもあんたはなんで前みたいな態度と真逆の態度取るん？
そんなに俺達が嫌か！？そんなに嫌いか！？」
A「...嫌い、ってわけじゃないんですよ。無意味だから、そんなことをしない方がこの先いいこともあるんです。ただそれだけ、」
トントン「何がええん？あんたは仲間にそんな目で見られたままでええん！？」
しまった、と思った時には遅かった。
...そうだった。彼女は国民に比べられて嫌われて、
あぁ、なんて馬鹿なことを。
A「...いいですよ、別に。」
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作者名：くるす*
| 作成日時：2018年2月28日 23時
