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36個目 ページ36

シャオロン side




A「...関係ないでしょ、関わらないでください」





シャオロン「...ほんま姉と真反対やな。ほんとに姫やったん?」






A「さぁ...?姫だったかどうかも分かりませんね。」




わかりやすく挑発され、自分でも愚かだが苛立つ。
こちらは助けてやろうと思って聞いたのに。

悪魔の残していった小さな魔法石を足で潰した。





あぁ、なんなんだこいつ。




エーミール「どうしました?」





シャオロン「エミさん、」



背後から声がすると彼女に最も近いであろう人物。
すごい物音がしましたけど、と言う彼に聞こえたのは、オスマンが魔法陣を展開した時の音だろう。







エーミール「...A?」




A「げ、」




エーミール「何やってたん?」





A「散歩。」



エーミール「そんなので物音がするわけないやろ。また取り引きしとったん?」






A「...まぁね」





エーミール「やめろとは言わんけど程々にな」



エミさんの言葉にオスマンと2人で驚いた。
悪魔との取り引きを止めない...?





シャオロン「死ぬかもしれないんやで、そいつ」




エーミール「かも、でしょう?」





優しいと言われる彼が隙を突き、普段見ない彼に黙るしかなかった。

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作者名:くるす* | 作成日時:2018年2月28日 23時

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