【悪女主】黒く白い花-evil woman-【合作オリジナル】

evil woman26★ ページ29

放課後。




皆が練習している時間帯。



私は、応援幕を破った犯人であろう人の所へ向かっていた。



多分まだ教室に残っているだろうから、3年の教室に向かう。




案の定、彼女はまだ教室に残っていた。



幸い、周りには誰もいない。



あちらも、私に気づいたみたいだ。




？「生徒会長さんが、何の用？」



その質問に対して、私は笑顔で答える。




『いいえ？ただ、バスケ部の応援幕が破かれた件について聞きたかっただけだよ？







＿＿＿＿＿＿＿金森さん』





金森「……はぁ？応援幕？何のこと？」





『まぁ、そういうと思ってたけど。教えてあげようか？あなたが犯人だと思った理由』



金森「だから、何のこと？意味わかんないんだけど」





『あなたは今日、朝早くに学校に来て応援幕をズタズタにした。

けど、その途中で誰かが体育館に来てしまった。


あなたは慌てて逃げた。

顔を見られてしまったかもしれないと不安になったけれど、あなたは変装していたおかげでバレることはなかった』



金森「……私が朝早くに来たっていう証拠はあるの？」



『あるよ』



金森「！」



『朝、少し雨が降ってたよね？だから犯人は傘をさして学校へ来たはず。

雨が降ってたのは6:30くらいまでだから、部活で学校に来る人たち以外の傘があるのはおかしい。


もしあなたの傘があるとすれば、あなたは6:30よりも前に学校に来ていたことになる。


運動部でもないあなたがそんな早くに学校に来る理由は何？


それと、あなたの鞄にはきっと変装の時に使ったウイッグが入っているはず。


その大事に抱えてる鞄の中身＿＿見せてもらえる？




もしもやましいことがないなら、見せれるよね？』




金森「＿＿っ」

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