【名探偵コナン】僕を見つけて。【男主】

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『…………＿＿＿＿ﾊｯ…ﾊｧﾊｧ…夢、か。』


あの夢を見るなんて久々だな。
蒼伊は…病院に行く暇も与えられずに死んでしまった。

僕も僕で蒼伊の死を完全には立ち直れていない。
だけど、母を支える為に我慢してきた。


「…あら、目が覚めたのですね。調子はどうですか？」

『えっ……嗚呼…今は何とも……』


思えば此処は…病院か。
一体何が起きたんだっけ…。


「椎名さん覚えてますか？木馬荘の火事の件…」


『…………はい。』



そうだ、火事が起きたんだっけか。


『あの後、何が起きたんですか…？
そ、そうだ…杉浦さんと開人くんは……!?』

「慌てなくても大丈夫です。杉浦さんと開人君は無事ですよ。お二人なら椎名さんより前に目が覚ましましたよ」


『…そ、うですか…』

「警察の方から火を放った犯人を捕まえたと…」


『…よかった。』


「あ、そうそう。貴方に面会したいと言う可愛らしいお客さんが来てますよ。」


『僕に、ですか？』


知り合いなんて居ない筈の僕に客？



ｶﾞﾗｯ


「「「こんにちはー!!!」」」

客は子供5人だった。
でも、知ってる顔はいな…＿


『………あ。』


いた。


眼鏡のボウヤ。


「あ！お兄さん！木馬荘の住人だったんだね！」
「コナンくん、このお兄さん知ってるの？」
「てか、コイツホントに兄ちゃんなんか？姉ちゃんじゃなくて？」
「元太くん！それは失礼極まりない言動ですよ！」

「…大きな声で注意する貴方もどうかと思うけど」


『…何の用かな。眼鏡のボウヤ以外初対面だよね』


「私！吉田歩美！」
「僕は円谷光彦です！」
「俺は小嶋元太だぜ！」

「灰原哀よ。」


「「「僕／私達少年探偵団です！！」」」



『……此処病院だって事知ってるかな。僕もちょっと起きたばっかりで体がダルいんだ。』

「ご、ごめんなさい。」

『うん、分かればいいよ。』



その後、色々話を交した。
今まで解いてきた難解事件の事。
(ほぼコナン君が解決しているらしいby哀ちゃん)


学校での出来事。


などなど


一つの話題だけで盛り上がる。


流石は小学生。


大人では思いつかない発想が出てきた。


『少年探偵団なら、僕の相談事にのってくれる？』


「僕達に出来ることなら！」


少しでも気持ちを楽にしたいんだ。

いいよね、
この子達に僕の辛さを教えてあげるのも…。

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