神の呼吸使いは、竈門兄妹の親友です！

拾参 ページ15

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その山につくとあたりは暗くなっていた。
もう時期鬼も活動を始める時間帯。
私は自分を囮にして、鬼が私を襲おうとした所でトドメを誘うと思った。
その辺をうろちょろしていた…

数分くらいウロウロしていた時、後ろの方から私がたどってきた気配が近づいてきた。
私は後ろを向き、すぐさま刀を振った。
鬼は油断していたのか、あっさりと頸は斬れた。
でも、鬼の気配は消えない。
少し薄くなっただけだ。
私は"まさか”と思った。
そう思った時には遅くて、鬼にお腹を殴られた。
殴られる前に視界がぐらついた。

やっぱり私が思ったのと同じだった。
鬼は、地面に干渉をする血気術だということが…
地面に手を着くと自分がぐらついたする。

でも、これだと頸を斬ったのに生きているという理由にはならない。

この鬼には2つ力があって、1つは干渉。
2つは人に幻覚を見せること。

鬼の力を見破って、私は勝てる自信がなかった。
でも、自信がどうとか言っている場合ではない。
私は、地面体の一部がついていなければ干渉の方は出来ないと思い、大きく飛んだ。
そして、木の上に登った。
でも、これは幻覚だった。
そこに木などなくて落ちた。

このままじゃらちがあかないと思い、呼吸を使った。

A『神の呼吸 壱の型 八咫鏡(やたのかがみ)』

技を使うと、幻覚の方が使えなくなったのか愚痴愚痴と文句を言っている。

鬼｢あーーーーー！お前のせいで幻覚が見せれなくなったじゃないか(ｲﾗｲﾗ〜｣

……
それさ、今の弱点じゃないの？
わかんないけどさ、それを私に知らせてどうするの。
まぁ、いいや。
今取り乱しているうちに殺ろ。

A『神の呼吸 肆の型 櫛』

技を使うと、鬼の体に毒が周りだんだんと消滅していった。その時に聞いた。

A『あなたを鬼にした人は誰？そして、何故ピンク色の物を身につけている人を襲ったの？』

そう聞くと、

鬼｢！？！？言えない…言えない…鬼にした人は言えない…あの方の名前は言えない…(ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ｣

すごく震えていた。それだけ恐ろしい人なのだろうか…
名前は教えてくれなかったが、ピンク色の人を襲った理由は教えてくれた。

人間だったころ、いじめられていたそうだ。
自分は何もしていないのに、すごくいじめられたと。
そのいじめていた人達が、ピンク色の物を身につけていたらしい。
だから、ピンク色の物を見ると昔のことを思い出して襲ってしまったと…

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