［２］攻略開始！ ページ6
．
「んで、何それ？」
準備を終えてスタジオの確認中の待ち時間。
ひとまず冷静さを戻したメンバーから
軽く頭上を指しながら問いかけられた。
「いや俺も分かんないんだって」
「でも流石に有り得なくない？」
「俺だって思ってるわ」
「しかもさ。それ、俺らだけしか見えてないよね？」
「そうなの。そこも問題なのよ」
準備する為ヘアセットやメイク、
衣装などの調整をしてもらった人達からは
朝から同様なんの反応もない。
それにはメンバーもビックリしてて
チラチラこっちを見てきたし
佐久間辺りには何回ゲージに手を伸ばされたか。
ってかゲージもいつの間にか49に減ってるし。
マジなんだよこれ。
「この数字はなんの数字なんやろうな？」
「なんかゲームみたいだよね」
「ってことはHP？」
「え。なに翔太もう体力半分使っちゃってんの？」
「いやまだ全然元気だわ。
それに朝起きてここ来るまで数字増えてたし」
「ってことは増えたり減ったりするってこと？」
「何に対して？」
「うーん……」
俺1人じゃ糸口は見つからなかったが、
9人集まったところで
この不思議現象には意味ないらしい。
特に頭のいい阿部ちゃんとかラウールは
まず頭上に浮いてることから
通らない理屈にはてなマークを浮かべていて。
「まぁ…まだ俺らしか見えてないのが救いだよな」
顎に手を当てながら呟くふっかに
同意するように頷いた。
それは間違いないのだ。
もしこんなのが全員に見られたらヤバいし、
仕事に支障きたしまくりで笑えないだろう。
(……っていってるうちにまた減ってるし…)
訳の分からないゲージへ目をやると47の数字。
ここまでくると何も分からないことが
ストレスに感じてきて、
比例するように気分も沈んでく気がした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 379人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
焼き芋 - この作品つららさんの中で一番好きです！(全部好きです) (1月2日 8時) (
レス) id: 0eae0d6ded (このIDを非表示/違反報告)
つらら(プロフ) - そらさん» そらさん、コメント･そして最後までお読み頂きありがとうございました！そう言って頂けて本当に嬉しいです、書いていて良かったです！もし出会う作品がまたあればその時はよろしくお願いします♪ (2021年11月30日 17時) (レス) id: d8343dd607 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - こんばんわ！完結おめでとうございます！こういうファンタジーなおはなし大好きなのでめちゃくちゃ楽しく読ませていただきました！また次の作品、あれば、楽しみにしています！ (2021年11月30日 0時) (レス) @page23 id: c707cc39d0 (このIDを非表示/違反報告)
つらら(プロフ) - もふさん» もふさん、コメント返信遅れまして申し訳ありません！(汗)無事、完結しました。この作品を見つけて下さって本当にありがとうございました！ (2021年11月30日 0時) (レス) id: d8343dd607 (このIDを非表示/違反報告)
もふ - 新しい作品だ！と楽しく読ませて頂いてます。完結までの流れが楽しみです。これからますます寒くなるのでお身体には気をつけて下さい。 (2021年11月9日 23時) (レス) @page6 id: aa11895481 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：つらら
| 作成日時：2021年11月5日 0時
