［５−２］ ページ19
．
「いや何言うんだろって思ったらそれ？！」
「急に真剣な声出すからこっちも構えたわ！笑」
「相変わらずだな〜舘さんは。笑」
他もメンバーも面白がって囃し立てながら
ケラケラ笑って笑顔を浮かべている。
めめ辺りには顔が赤いっていじられたけど
生憎その言葉は今日何回も聞いたから
睨むだけで返事もせず軽く画面を叩いてやった。
「……あれ。なんだこれ」
とりあえず顔を隠そうと後ろを向いた時、
ふと見えたゲージはキラキラした演出を飾り、
『→→→』という新しい表示がされている。
そこをもう何百回と触ろうとしてダメだったくせに
最後まで懲りずに手を伸ばして
矢印通りの方向へとなぞっていく。
すると今まで空を掴むだけだった表示が変わるように
『ボーナスステージ！』と現れる文字。
「ボーナスステージ…？」
もうすぐ日付も変わるこの時間帯に
どうして現れたのか。
そもそもボーナスステージってなんだ？
他のメンバーには画角的に見えてないのか
雑談を続けており、
思わず声をかけようとした時。
「あ、俺しょっぴーに言いたいことあるんだ！」
「なに〜？」
「ラウちゃんどしたのー」
「いや今日色々あったじゃん？」
「うん」
「それで面白がっちゃったりいじったりしたけど
しょっぴーに対してした事は全部本心だよって思って」
にこって照れた笑顔を浮かべながら
断言してくるラウール。
正直その言葉はもう何回も聞いてたし
聞き飽きてはいるんだけど。
「俺、しょっぴーのこと大好きだからさ！」
「っ、」
「うん。俺もラウと同じ」
「俺もー！」
「普段は面と向かって言えないけどそう思ってるよ」
「同じく」
「俺も」
「俺は愛してるけどな♡」
「じゃあ俺はもっと好きだな」
俺の反論させる隙間がないほど埋まる
小っ恥ずかしい言葉たち。
しかも何が困るってこの時だけは
みんないつものからかうような顔じゃなくて。
それが余計に恥ずかしくて思わず手で
顔を覆い隠した。
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焼き芋 - この作品つららさんの中で一番好きです！(全部好きです) (1月2日 8時) (
レス) id: 0eae0d6ded (このIDを非表示/違反報告)
つらら(プロフ) - そらさん» そらさん、コメント･そして最後までお読み頂きありがとうございました！そう言って頂けて本当に嬉しいです、書いていて良かったです！もし出会う作品がまたあればその時はよろしくお願いします♪ (2021年11月30日 17時) (レス) id: d8343dd607 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - こんばんわ！完結おめでとうございます！こういうファンタジーなおはなし大好きなのでめちゃくちゃ楽しく読ませていただきました！また次の作品、あれば、楽しみにしています！ (2021年11月30日 0時) (レス) @page23 id: c707cc39d0 (このIDを非表示/違反報告)
つらら(プロフ) - もふさん» もふさん、コメント返信遅れまして申し訳ありません！(汗)無事、完結しました。この作品を見つけて下さって本当にありがとうございました！ (2021年11月30日 0時) (レス) id: d8343dd607 (このIDを非表示/違反報告)
もふ - 新しい作品だ！と楽しく読ませて頂いてます。完結までの流れが楽しみです。これからますます寒くなるのでお身体には気をつけて下さい。 (2021年11月9日 23時) (レス) @page6 id: aa11895481 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つらら
| 作成日時：2021年11月5日 0時
