26話。 ページ27
side猫谷
昼飯食べ終わって、Aが食器洗ってる最中にくま吉を探す。
猫谷「ほら。」
普通にベッドにくま吉居たんだけど。
A『マキちゃんって探すの上手だね〜、ありがとー。』
お前が下手なだけだよ。
A『眠くなってきた…』
片付け終わったから眠くなってきたらしい。
A『ん〜…』
俺を枕にしないで。
A『zzz…』
はっや。
くま吉を抱いて俺に寄り添って寝てる。
可愛い。
猫谷「くま吉って毎度思うけど名付けのセンスないよね…」
どう見たってリボンしてるピンクのクマに吉って付けないよね。
【A『マキちゃんが買ってくれたの!?』】
【猫谷(高校時代)「…まあね。」】
【A母「良かったわね。大切にしなさいね?」】
【A『マキちゃんありがとー!!』】
嬉しそうに抱きついてきてさ。
純粋で、真っ白で、何事も全力で、
お前だけだよ。俺を利用しないで必要って言ってくれたの。
猫谷「…すぐ帰ってくるからね。」
頭を撫でる。
クッションを頭に敷いて、薄めの掛け布団被せて…
猫谷「…すぐ帰ってくるから良い子で待ってるんだよ。」
もう1回、頭を撫でる。
ガチャっと家を閉める。
―店―
猫谷「ただいま。」
田中「いえーい」
会話が成立しない。
田中「新田さんがクレーム受けてましたよ。」
受けてましたじゃねえよ。
助けてやれよ。タダでさえ吃るんだから。
猫谷「新田くん。」
新田「店長ぉぉ!」
A以外の女に抱かれるのは嫌だけど、
男に抱かれる趣味もない。
朔真「あ!兄ちゃん!」
てめーかよ。
猫谷「なに?美結に用事?」
朔真「ゴリラに興味無い。」
ハッキリ言うね。
猫谷「ウチのゴジラよりはマシだよ。」
マジで。
「なんか言ったぁ?」
居んのかよ。
猫谷「幻聴でも聞こえてんじゃないの。てかマジ出禁にしていい?」
「Aちゃんは?」
猫谷「残念でしたー。今日は休み。だからさっさと帰りな。」
そうでなくとも会わせたくないし。
美結「何してんの。アンタ。てか、ウチさぁバイトしてるから〜、お風呂掃除やっといて。」
朔真「出た、横暴ゴリラ。」
美結「なんつった!」
元気ダネー。
マジAに会いたい。
A『マキちゃん。』
幻聴かな。
A『マキちゃん!』
居るし。
猫谷「何してんの。昼飯食って寝てたじゃん…」
「ヘイ!マイエンジェル!Aちゃん!」
お前のじゃねーわ。
A『飛べないよ?』
そこじゃねーし。
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栖夜(プロフ) - 結構前からみていましたが、やっとアカウント作ってコメント出来るようになりました!!とても楽しく見させて頂いてます!!これからも、更新、頑張ってください!応援してます!(*´ω`*) (2019年6月17日 16時) (レス) id: b2beda4449 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ペテン師 | 作成日時:2019年1月31日 22時