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お昼ご飯も食べ終わって、この後何をしよう。
「あちぃ〜〜」
海人くんがパタリとリビングのソファに倒れた
自分の家かと思うほどくつろいでる……
「今から外には出たくないでしょ？」
紫耀がソファの前に座り込みながら、私に聞く
「そうだね、だいぶ暑くなっちゃったし」
「何するか〜」
考える紫耀の横に座り込んだ
「あ、待って」
突然海人くんがむくりと頭を上げた
「夜、花火したい！」
「花火？」
聞き返す私に満面の笑みの海人くん
「そう！夏の夜に花火とか超エモくない？」
「でもうちに花火ないよ」
紫耀が声を上げた
すると海人くんがサッと立ち上がって、
「俺昨日家の花火持ってきて、紫耀んちに置いて帰ったんだよね」
そう言って部屋を出て行ってしまった。
「ほら！」
数秒後に戻ってきた海人くんの手には、家庭用の花火セット
「勝手に置いてくなよ笑」
「まーまー細かいことは気にしちゃだめ！やろ！やろうよ花火！」
そんなキラキラの目で言われてしまったら、
「じゃあ、やろっか？」
「海人がそこまで言うなら」
「やった！！」
結局は海人くんに甘い、私と紫耀だった。
日が暮れて、私たちは待ってましたとばかりに花火の準備を始めた
「海人くんバケツお願い〜」
「あいよ〜〜紫耀バケツとって〜」
「めんどくさがるなよ笑」
わいわいと準備を始めて、すっかり暗くなった紫耀の家の広い庭で、花火の袋を開けた
「俺これやりたい」
「Aの分、これね」
「ありがとう紫耀！」
それぞれ一本ずつ最初の花火を持って、ろうそくに近づけた
次の瞬間、バーッと広がる色とりどりの光
赤、緑、いろんな色が周りを明るく照らした
「すげー！！」
無邪気な海人くんが声を上げる
「あっつ！！海人気をつけろよ！」
「あ、ごめん！」
花火をぶんぶん振り回す君が、本当に可愛かった
綺麗だなぁ、花火。
はやくも2本目を取り出して、火をつけて、その光をじっと眺めていた
本当に、綺麗。
「Aちゃん、」
突然私を呼んだ海人くんの声
顔を上げると、花火の光でちらりと見えた、海人くんの顔
その顔があまりにも綺麗で、どきりとする
「楽しいね」
海人くんが、花火に負けないくらい、
綺麗に、笑ってみせた。
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しちみ(プロフ) - 詩愛さん» お返事ありがとうございました(^^)自分自身もコメントの内容を忘れてまして（汗）この時は今後の展開を知らなかったとはいえ呑気なコメントだなぁと（笑）自分自身がいかに楽しみに続きを待っていたか思い知らされました。もちろん、新作も楽しみに待ってます(^^) (2020年2月16日 20時) (
レス) id: 29142387b3 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑(プロフ) - 詩愛さん» わあ！ほんとですか！！楽しみにしてます^ ^ (2020年2月15日 20時) (レス) id: 61704da698 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - 蜜柑さん» こんにちは！ありがとうございます！実はここだけの話ですが、今のターコイズブルーさんのお話のあとは深紅さんのお話を書く予定です！楽しみにしていてくださいね^^ (2020年2月15日 15時) (レス) id: 00cf9e51b5 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - しちみさん» こんにちは！コメントに気がつかずとっても遅れてしまいました…すみません！！！夏が意外といい季節だなぁと思っていただけたらとてもうれしいです^^ 読んでいただきありがとうございました！！本当に遅れてすみませんでした！ (2020年2月15日 15時) (レス) id: 00cf9e51b5 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑(プロフ) - めっちゃいいお話でキュンキュンします！できれば今度紫耀くんでもお話書いて頂きたいです(^^)/ (2020年2月13日 22時) (レス) id: 61704da698 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩愛
| 作成日時：2019年7月11日 9時
