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また別の日の朝、
「永瀬くんおはよう」
「…………」
うーん、今日は返してくれないか。
残念。また明日チャレンジしよう。
君からおはよう、と言ってもらうには、もう少し時間がかかるみたい
諦めて自分の席に向かおうとすると、
「…………おはよ、」
小さい、本当に小さい、
君の少し高い声が、私の耳に届いた。
「………え、今、」
「…………」
その表情をよく見ようとするけど、君は目を合わせてくれない
あ、今ほんとに、
おはようって、言ってくれたんだ。
嬉しくて、本当に心の底から嬉しくて。
「ありがと、永瀬くん。私今日1日、頑張れるよ」
永瀬くんに、思ったままのことを伝える
「…………おん、」
それでも君は、目を合わさずに頷いただけだったけど。
「飯だーーー！！！」
お昼休み、いつものみんなで机を囲む
岸くん、今日も元気そうで何より。
「なんかさー、俺初日から思ってたんだけどさ、うちの高校マジで綺麗だよね？」
「新校舎だもんなぁ」
「たしかできたばっかだよね」
「窓とかガチぴっかぴかじゃん？」
「ぴっかぴか笑」
「えっ、なんか俺間違った？！」
「いや、面白いなって笑」
なんだよー！って笑う岸くん
みんなの会話は、聞いているだけでもとっても楽しいから、好き。
いつかみんなで遊びに行ったりとか、してみたいな。
わいわいと盛り上がるみんなを眺めながら、その輪の中でお弁当を食べ進める
その時、またなぜかふと気になって、振り向いた先、
永瀬くんは今日も、ひとりだった。
その横顔が、いつもよりなんだか寂しそうだなぁって
気になってしばらく見ていると、
一瞬、君と目が合う。
とくん、と心臓が少し動いた音がして、
次の瞬間、君の視線はふらりと私からそらされた
お昼休み、
ひとりで、寂しくないのかな。
お箸で黙々とご飯を食べている永瀬くん
なんだかちょっと、心配になった。
「………A？大丈夫？笑」
ぼーっと君を見ていると、隣の女の子に声をかけられる
「え、あ、大丈夫！」
「慌てすぎ笑 何見てたの？」
もう一度だけ、ちらりと見た君の横顔
「……あ、ううん！なんでもないよ！」
「そっか笑」
その横顔は、
いつも以上に、涼しく見えた。
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詩愛(プロフ) - reeeinさん» ありがとうございます、、、！！どうぞ最後までお楽しみください！！よろしくお願いいたします！ (2020年9月29日 23時) (
レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
reeein(プロフ) - もう、詩愛さんは天才です、私が保証します、天才です、、、続き楽しみにしてます、、！！！ (2020年9月28日 23時) (レス) id: 713e35c5a6 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - さとひとさん» 嬉しいです〜ありがとうございますT_T 第二章もよろしくお願いいたしますね！ (2020年7月27日 12時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - 雪さん» 毎日ありがとうございます！更新頑張りますね！第二章もよろしくお願いいたします！^^ (2020年7月27日 12時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
さとひと(プロフ) - とてもキュンキュンしながら読ませていただいています！好きすぎて何回も星を押してしまいます、、。明日の公開楽しみにしています！ (2020年7月27日 0時) (レス) id: df351be635 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩愛
| 作成日時：2020年6月29日 14時
