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私が廉くんに初めて出会った高校1年の春、
その日はとっても綺麗に晴れた空が、印象的だった。
どうにか受験を乗り越えて入った高校
今日から少しずつ高校生活が、始まっていく
なんとなくどきどきしながら、まだ新しい匂いのする制服に腕を通した
鏡に映る私は、少しばかりほっぺたが赤くて、
見た目からも、新しい生活にわくわくしているのがわかる
楽しみだな、新しい世界。
カバンを背負って、階段を一段飛ばしで駆け下りた
「A、少し遅いんじゃないのか？初日から遅刻でもしたらどうするんだ」
玄関でローファーを履いていると、リビングから出てきたお父さんの小言が始まる
「大丈夫、まだ間に合う」
「まったく……しっかりしなさい。」
「わかってるから。いってきます」
勢いよくドアを開けて飛び出した、新しい朝
うちの親は、いつも私に厳しくて
新生活の初日からこんな風に言われることも、もうよくあること。
外はとっても晴れていて、家の中のじめじめした空気とは、比べ物にならない
正直、私の家はかなり窮屈だけど、切り替えていこう。
だって今日から、楽しい高校生活が、始まるんだから。
家の前の道を、駅に向かって歩き出す
真新しいローファーの音が、まるで音楽みたい。
家から出ると、いつも気分が良くなるけど
今日はいつもよりもっと、気分がいい。
私はほぼ小走りに、家の最寄駅を目指した
私の入った高校は、実はとっても近所にある
私の家から二駅先にあって、レベルもそこまで低くない
条件が良すぎる学校だったから、合格した時はとっても嬉しかったっけ。
二駅分、電車に揺られて着いた、私の新しい街
改札を抜けて、すぐに周りを見回しながら歩き出す
今日、本当にいい天気。
しばらく歩くと、学校の目の前の横断歩道に差し掛かった
チカチカと点滅する信号機
だけど、なんだか止まりたくなくて、
少し距離はあったけど、無理矢理走って、その横断歩道を渡り切る
渡った先でふう、と一息ついて、
やっと見えてきた高校に向かって、私はもう一度歩きだした
できたばかりの、新校舎。
その屋根が太陽でキラキラと輝いていて、思わず走りだしたくなってしまう
そう思っていると突然、真横に自転車がやってきて、
「すいません、あの、」
私は、呼び止められた。
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詩愛(プロフ) - reeeinさん» ありがとうございます、、、！！どうぞ最後までお楽しみください！！よろしくお願いいたします！ (2020年9月29日 23時) (
レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
reeein(プロフ) - もう、詩愛さんは天才です、私が保証します、天才です、、、続き楽しみにしてます、、！！！ (2020年9月28日 23時) (レス) id: 713e35c5a6 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - さとひとさん» 嬉しいです〜ありがとうございますT_T 第二章もよろしくお願いいたしますね！ (2020年7月27日 12時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - 雪さん» 毎日ありがとうございます！更新頑張りますね！第二章もよろしくお願いいたします！^^ (2020年7月27日 12時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
さとひと(プロフ) - とてもキュンキュンしながら読ませていただいています！好きすぎて何回も星を押してしまいます、、。明日の公開楽しみにしています！ (2020年7月27日 0時) (レス) id: df351be635 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩愛
| 作成日時：2020年6月29日 14時
