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かつての仲間達と共に命いっぱいに唄った
ルンバー海賊団“最期の大合唱”
暗い暗い霧の海を1人さまよった50年間ブルックは何度聴いただろう
独りぼっちの大きな船でこの唄は唯一、ブルックに“命”を感じさせたのだ
辛くない日などなかった
希望なんか正直見えもしなかった
だが今、これだけは確かに言える…
｢私！！！生きててよかったァ！！！｣
｢今日という日が！！！やって来たから！！！｣
｢あ、私、仲間になっていいですか？｣
｢おう！いいぞ！｣
｢さらっと！！入ったァ〜！！！！｣
今までにないくらいのサラリとした加入に驚きを隠せなかったが皆すぐ笑顔になりルフィ達は新たな仲間、ブルックを胴上げする
｢なんでこういうの集まるの？ウチって…｣
『まぁ、いいじゃないですか
おめでとうございます』
｢ありがとう、Aさん｣
ナミやロビンに祝福の言葉をかけるAに2人は笑った
｢改めまして！！！｣
ブルックは膝をつき手配書を取りだして地面に置く
｢申し遅れました…私！死んで骨だけ名をブルックと申します！！
フダツキでございます！！
通称“鼻唄のブルック”！！
懸賞金3千300万ベリー！！
昔とある王国の護衛戦団の団長を務め、
その後ルンバー海賊団船長代理“音楽家兼剣士”
今日より麦わらのルフィ船長にこの命！！
お預かり頂きます！！
みなさんのお荷物にならぬ様に！！
骨身を惜しまず頑張ります！！！｣
ブルックの言葉に皆が嬉しそうに笑う
｢よーし！もいっちょ乾盃だ〜！！！｣
約束の双子岬
そこに灯台守を務める老人が新聞を読んでいた
そしてルンバー海賊団と別れた時は小舟ほどの大きさだった鯨、ラブーンは山みたいな大きさになっても彼等を待っている
ラブーンは大きく吠える
野生の勘というものなのだろうか彼の脳裏には必ず帰ってくると誓った彼等が見える
いつもの陽気な音楽を演奏してる彼等を思い出す
｢今日はやけに上機嫌だな…｣
ラブーンの嬉しそうな様子にクロッカスは新聞から目線を外し顔を綻ばせる
クロッカスの言葉に肯定と示すように楽しげに目を細め短く吠える
ここは約束の岬
どれだけ時が経とうともあなたを待ち続ける
それが約束なのだから
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リリア(プロフ) - ☆TRICK☆さん» ありがとうございます！これからも頑張ります！！（窓辺の席の私） (2020年7月2日 19時) (
レス) id: a1c1a0f2f0 (このIDを非表示/違反報告)
☆TRICK☆(プロフ) - こんにちは、更新頑張ってください！応援してます!!（隣席より） (2020年7月2日 18時) (レス) id: 75a0db6355 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サン・D・リリア | 作成日時：2020年5月29日 8時
