絵麻の姉は僕っ子で梓の彼女《BROTHERS CONFLICT》

第二十七衝突 ページ36

朝日奈家の自己紹介が終わり、みんなと話していた
みんな僕のことを疑うことなく、普通に話した

貴「それで、Aの彼氏って誰なんですか？」

梓「僕です」

貴「梓くんが、Aをよろしくね」

梓「はい」

僕たちが話していると、後ろから女性の「キャー！かっこいい」って言う声が聞こえた
振り返ってみると、そこには

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僕の元許婚がいた
名前は坂野玖音(くおと)、坂野財閥の１人息子
僕は元々名家の娘だった

だから僕は父さんとは血が繋がっていない
僕は養女、２人の両親を亡くして、孤児院にいるところを父さんに引き取ってくれた

坂野財閥は僕の好きなアニメのヒロインの親友ぐらいの大金持ちだ
名家では戦略結婚も多々ある

だか、僕の本当の両親は婚約を破棄した
その理由はこれ

玖「みんな、今日もかわいいね〜」

女の子とか、あちらこちらでナンパしてるんだよな……あいつ

でもこれは表の顔……裏のことは後々わかるさ

玖「こんにちは、お嬢様」

絵「えっ？」

絵麻にも目を出しやがった……
絵麻も引き気味だし

貴「あの、絵麻が引いてるので、やめてくれませんか？」

玖「ああ、すみませんね、あまりにもかわいくて、それにこの子に聞きたいことがあってね」

絵「何ですか？」

玖「さっき、一緒にいた女の子の居場所知らない？」

椿「女の子って、Aのことか？」

玖「A……なるほどね」

これはやべーな……僕の居場所が知られる……
なんとかしないと……

玖「そのAって子、今度会いに行ってもいいかな？」

梓「何でですか？」

玖「もしかしたら、俺の元許嫁かもしれないから、櫂導A…」

ばれた……くっ……

椿「あいつk)梓「櫂導A？だったら人違いですね」梓？」

梓「Aは日向Aですから」

玖「そうか、ならちがう」

梓……

玖「じゃあ、このことは聞いたことあるかい？〈幻の少女〉」

僕はその言葉に背筋が凍った

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