絵麻の姉は僕っ子で梓の彼女《BROTHERS CONFLICT》

第二衝突 ページ3

サンライズ・レジデンスの玄関前に来た
それにしても大きい……

絵「チャイム押すよ」

貴「うん」

ピンポーンとチャイムなり、男の人が出た

？「はい」

貴「今日からお世話になります……」

？「新しい妹の方々ですね」

絵「はい」

？「今、行きます」

いい声の人だったな〜！
F○eeの竜ヶ○怜の声に少し似てたな〜
そんなことを考えていると、きっちりとした服の着こなしの男性が来た
あっ、弁護士の人じゃん

？「はじめまして、次男の右京です」

絵「次女の絵麻です」

？「絵麻さんですね、そちらの方は……彼氏の方ですか？」

さっそく間違えられた
いつも初対面の人には男に間違えられる
まぁ、いつものことだし気にしないけどな

貴「長女のAです」

右「女性の方でしか、失礼しました」

貴「いえ、いつものことなんで、気にしないでください」

右「そんなんですか……では案内します」

私たちは右京さんについて行った
右京さんの話によると、三階から五階が朝日奈家の家らしい、お金持ちだな〜

そしてリビングについた
リビングには何人かの人がいた
おいおい……何人いるんだよ、兄弟
こんなにいるのかよ……

？「いや〜来たね、妹ちゃんたち」

何なんだ？この人……ホストか？
それにしては格好が違うな、コスプレか？まぁいいや
それよりも今の言葉が引っ掛かる

貴「よく僕が女だってわかりましたね」

？「女だったのか！？」

？「マジー！？」

って声あがってるし……
というかいつの間にか抱きつかれるし！

貴「離してください、いくら初対面でも殴りますよ」

？「怖いな〜、妹ちゃん」

絵「お姉ちゃん……」

？「本当、かな兄は煩悩の塊だよな〜」

？「君は嫌みの塊だけどね」

あれ？この声……まさか！

貴「椿に梓！？」

梓「A！？」

椿「誰？」

貴「椿……忘れたのかよ……」

梓「椿、Aだよ、高校の頃同じ学校だった」

それを聞いてびっくりする椿
というか……

貴「梓と兄弟になるのか……？」

梓「そうみたいだね……」

？「何か問題でもあるの？」

梓「まぁね……」

貴「だって……」

梓、貴「僕たち恋人だし……」

そう、僕と梓は恋人
男っぽい僕でも彼氏がいるんだよ
兄弟が恋人ってさすがにいけねーよな……

右「問題はないですよ、このままの関係で」

えっ？マジ……気楽だな〜

絵「良かったね！お姉ちゃん」

貴「ああ！」

なんとか別れずに済んだ……よかった
安堵したとこで自己紹介が始まった

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