[brothers conflict＆名探偵コナン]君との記憶

第四十八話 ページ4

梓side

梓「どうしたの？２人とも」

コ「梓さん、もしかしたら、あのコピーは京都の通りの名前の可能性があるんです」

京都の通りの名前……？

平「なるほど、そういうことやな」

コナンくんと服部くんは地図と絵を照らし合わせていった

東西の通りは絵の階段の五段目が五条通
四段目が四条通り、そして二段目と三段目の間が御池通となった
御池通になったのはドングリがあったから
ドングリころころの歌からそうなったらしい

次に南北の通り
スミレは《春の小川》から小川通、天狗は《烏天狗》から烏丸通、富士山は《富》の字から富小路通、泥鰌は《柳川鍋》から柳馬場通、鶏は鶏の方角、《西》から西洞院通、金魚は金魚の餌である《麩》から麩野町通、蝉は《アブラゼミ》から油小路通になった

そして同じ色のスミレと富士山、泥鰌と鶏、金魚と蝉、天狗と天狗を線でつなぐと文字が浮かび上がった

その文字は《王》という文字だった

平「王？なんや？《王》って？」

梓「どういう意味だろうね……？あれ？その点は？」

コ「点……そうか！点だ！」

そう言ってコナンくんは地図に点を打った
そうすると《玉》という文字が浮かび上がった

コ「玉という文字はギョクとも読む、宝石の意味がある」

梓「なるほどね、ということはこの点が示しているところに仏像が？」

コ「うん」

平「その場所は……？」

三人「仏光寺……！？」

仏光寺だとわかった
そして僕たちは客間を飛び出した

平「お宝ももう見つけたも同じやな」

梓「そうだね」

僕たちは仏光寺へと急いだ

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