《特別企画実施中!!》絵麻の姉は僕っ子で梓の彼女２《BROTHERS CONFLICT》

第五十八衝突 ページ21

周りは黒い服の奴らに囲まれている
これじゃ……逃げられねーな……
……僕は死ぬのか……
梓たちに戻るって約束したのに……

貴「お前らに聞きたいことがある」

どうせもう助からない……
なら、聞いといた方がいい

──なぜ両親を暗殺したのか

ずっと疑問に思っていたことを聞くんだ

貴「何で僕の両親を殺した……！」

重「それを聞くってことは覚悟ができたみたいだな、いいだろう、話してやる」

玖「A……」

清「お嬢様……」

重「お前の両親を殺した理由は俺が櫂導家の権力を奪うためだ」

権力を奪うためだと……

重「お前の両親の権力は強かった、俺はそれを手に入れて、櫂導家を乗っ取ろうとした、それを成し遂げるためにはお前に両親は邪魔だった」

僕は怒りでおかしくなりそうになる
権力のために両親を……！ママとパパを殺した

重「本当はお前も一緒に始末するつもりだったが、できなかった、時間がなかったからな、でも今日でお前の人生を終わらせることができる」

貴「……僕たちを婚約させようとしたのは、乗っ取るためだったんだな」

重「勘がいいな、そういうことだ」

それが僕に秘密をバレてしまって、玖音が演技で僕を襲って婚約がなくなったことでうまくいかなくなった
なんとか手に入れようとして両親を暗殺した

重「これが真実だ、さぁ、お前には死んでもらう」

僕に銃口を向ける

玖「A！！」

清「お嬢様……！！」

重「さようなら、Aちゃん」

その言葉で銃声が響いた

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