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呪い ページ7

彼女に呪いをかけたつもりだった



初めて出会った時にこの子だ。と何故か思った



それからその気持ちは変わることなく、想いは増して行った



彼女が彼氏を作った時は別れさせた



でも彼女も特級となり、仕事も1人



会えない空白の時間ができるようになってからだ



彼女は時間を作り彼氏を作っていた



僕に言わずにだ



だから尚更傷ついた



裏切られたと思っていた



このままAと結婚するつもりだった



彼女からその話をしてくれるのを待っていたんだ



五条「Aいま何してるかなー」



もう特級の呪霊も倒した頃かなあ



あ「もしもし」



五条「オツカレサマ!もう終わった?」



あ「まあ」



五条「これから真っ直ぐ帰るよね?」



あ「や、ちょっと用事。寄るとこある」



五条「どこ」



あ「渋谷」



五条「僕も行く」



あ「や、いい」



五条「彼氏?」



あ「そうだよ」



五条「別れ話してくるの?」



あ「まあそんなとこ」



五条「じゃあ尚更ついて行こうか?」



あ「大丈夫」


と、切れた通話



彼女はきっと別れ話をしないだろう



僕を宥めるために言ったデマカセだ



五条「はぁ、、、」



まだ気持ちは向いてないか、、



てか、ずっと2人でデートしてたりしたから、彼女もその気だと思ってた



だからこそ、兄弟だって言われた時は悲しかった



兄弟が手を繋いでスイーツ行く?行かないでしょ



落とせない子なんてAだけだよ



ていうか、僕の方がイケメンだし?金も持ってるし、何より強い。彼女を守れる



それに彼女が結婚してくれるって言ったから最強になったんだ



僕は約束通りにしたよ


なんで約束破ってんの



ーーーーーーーーーーーーー


あ「この前はごめんなさい、少し話をさせてください」



颯太「うん」



あ「彼は本当に何も無いの。小さい頃から一緒なの、それに仕事でも顔を合わせる」



颯太「それが嫌だ…A面食いだし。だから早く仕事辞めて結婚したいの、不安なの」



あ「それはわかるけど、今はまだ無理なの」



颯太「ねえ、Aは俺と結婚する気ある?」



あ「そりゃあ金持ちだし、顔良いし、将来安泰だし」



颯太「うん」



あ「でも今はまだ無理なの。もし、そんなに言うならあたし別れるよ」



颯太「いやだ。別れるなんて簡単に言えるんだ」



あ「そりゃあ分かってくれない人は嫌いだからね」


自分で言ってて最低だ

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作者名:りり | 作成日時:2021年1月2日 5時

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