乗っ取り ページ28
五条「A?」
と、声をかけると、彼女はそのまま前に倒れ気を失っていた
その瞬間領域はなくなった
すぐに梢子に見てもらうが、何も問題ないという
五条「問題ないわけないじゃん、起きないんだよ」
梢子「いやそんな事言われてもねぇ。何も無いんだもの。外側も内側も」
五条「じゃあ何で起きないんだ?」
梢子「知らないわよ、過労じゃない?明日には起きてると思うけど」
と言って出ていった
様子がおかしかったんだ
僕の領域内で動けるし、それに何も言わずに領域展開をしたA
あの時声をかけても反応しなかった
まさか僕を殺す気だった?
今までそんなこと無かったのに
絶対何かある
だってこんなに小さかった時からAを知ってるんだよ
Aのことを1番知ってて、知らないことなんてないのに
ーーーーーーーーー
あ「ん…」
と、起きるとそこは梢子さんの治療部屋?だった
怪我は滅多にしないので、本当に久々に来た感じだ
え、てかあたし怪我したの?
と体を見るが何も無いし痛いところはない
ただ右手をギュッと握られてるところは痛かった
こいついつからいんだ?
悟くんはおねんね中
記憶を遡ってみるが、なぜ気絶したのか分からない
あ、でも悟くんの領域内で動いた代償とか?
なんか動けたんだ
でもそこからの記憶が無い
と目を摩っていると、彼が起きる
五条「A!!!」
あ「うるさい」
五条「あ、ごめん…梢子呼んでくるね」
とバタバタと走っていった
え、あたしどういう状況。
負けたの?何かに襲撃されたの?重症なの?
と、梢子さんが来ると
梢子「普通に8時間寝ただけね。痛いところは?」
あ「ないです」
梢子「そう。記憶は?」
あ「えっと、悟くんが領域展開して、式神を倒したとこまで覚えてます。あ、でも悟くんに触れられてないのに、彼の領域で動けたんです」
と、みんなが悟くんの顔を見る
五条「僕は何もしてないよ?それにAが離れてるから領域展開したんだけど、入ってたの?」
あ「なにそれ、配慮してくれてあたしだけには聞かないようにしてたのかと思った」
五条「そんな便利なものじゃないよ…あ、でも呪力がない人間には被害は最小限だよ」
あ「あたしじゃ無理じゃん」
五条「うん、え、本当に覚えてない?」
あ「うん」
五条「僕ら結婚してるんだよ?」
あ「いやそれは覚えてるから」
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作者名:りり | 作成日時:2021年1月2日 5時