一生懸命って案外悪くない3 (ページ44)

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『え...』

びっくりしたよ。

だって、お互い親友みたいに接してきたから

好きだって思っててくれてたなんて全然知らなかった

突然告げられた言葉に動揺を隠せなかった

二宮｢返事はさ、わかってるから言わないでいいよ。｣

『...。』

二宮｢ただ俺とひとつ約束してよ。｣

『なに？』

二宮｢ちゃんと幸せになって。俺がさ諦めれるぐらい幸せに。｣

ニノの瞳は少し潤んでいた

『...ごめん。ニノ。』

二宮｢あー！だから言わなくていいって！言っとくけどお前こんないい男振ってんだからね？そこら辺わかってる？｣

頭を乱暴に撫でられる

『あー、わかってるよ笑』

二宮｢...今人あんまりいないね。｣

そういうと体を引き寄せられ抱きしめられる

強く、強く抱きしめられた

『ちょ、どうした？』

二宮｢ごめん...最後にさ、ちょっとだけ。｣

数分ずーっと抱きしめられていた

二宮｢...よし！OK！さ、あとちょっと見たら出よ！｣

そういい私の隣を歩いてくれる

手は、もう握られなかった。