1073 / 繊細さを包み込む ページ12
side A
和也「潤くん潤くん、」
無事仕事も終えて、
帰宅後の夕飯も済ませたあと
ニノが潤ちゃんを呼ぶ。
潤「なぁに？」
和也「服の整理しよっか、」
潤「……？？」
和也「潤くんが苦手な服をね、分けようと思って」
ふわふわな髪を梳きながら
そっと、優しくその言葉を落とす。
繊細な問題でもあるし、
まずこの子自体が繊細だから。
潤「……………ごめんね…？」
今だって、いつもの様に眉が八の字になってる。
しゅんとした彼に、
ニノは、困ったように微笑んで。
和也「んーん、潤くん悪いことしてないよ」
潤「………じゅん、……ど、して…、わかんない…」
自分がどうしてあの感触が苦手なのか
彼にもわからない。
でも、きっと理由はない。
和也「わかんなくていいんだよ、翔くんだってどうして高い所苦手かわかんないんだもん、ねぇ？」
翔「ふふ、その通りだね」
潤「……わかんなくて、いい、？」
和也「うん、わかんなくていいよ。
心の中の潤くんが苦手な感触なんだよ、きっと。
それに気づけたってことは潤くん、心の中の潤くんと仲良しになれたんだよ」
ちょっとずつ、ちょっとずつ。
潤ちゃんが後ろに引っ張られないように、
ニノがちょっとずつ、手を引く。
それはとても優しくて、とても温かいもの。
潤「…………なかよし…」
和也「うん。心の中の潤くんとはまだ出会ったばかりで、わからないこともたくさんあるけど
こうやってちょっとずつ、仲良しになれてるんだよ」
潤「ふふ、なかよし…うれしい、」
和也「ふふ、ね？だから潤くんがごめんなさいしなくてもいいんだよ」
潤「ふふ、うんっ」
この子が、心の中の自分に気づいてから
少しずつ変化がある。
存在を認めて、知らない自分の気持ちにも少しずつ気づけたら
もっともっと、この子の素顔が見れる気がする。
「よしっ、だっこしてしようっ」
潤「わっ、くふふっ」
智「ふふ、いいね〜」
服をしまってある所へみんなで行き、
最近潤ちゃんがよく着る服をニノが出していく。
和也「潤くん、かずたちが触って、潤くんが苦手だろうなって思うものは奥に片付けていいかどうか確認してね？
かずたちがちょっとわからないものは、潤くんがざわざわしない程度に触ってほしいの、いいかな」
潤「うん、わかった、」
翔ちゃんとリーダーとニノがいろいろ探し始めると
俺がだっこしてる潤ちゃんはちょっと緊張しちゃって。
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ヲ伽 -otogi-(プロフ) - 櫻宮さん» ぐりぐり姫ちゃんわたしもお気に入りです( 笑 )、なでなでしてあげてください！😂 (2022年1月19日 15時) (
レス) @page30 id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - ぐりぐり姫ちゃん何回見ても癒し。笑...ちゃんと感情を表に出せるようになった姫ちゃん。偉いね。すごいね。って猛烈に撫で撫でしたい。笑 (2022年1月19日 10時) (レス) @page47 id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
ヲ伽 -otogi-(プロフ) - nyanさん» ありがとうございます😭😭 (2022年1月18日 14時) (レス) id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
ヲ伽 -otogi-(プロフ) - 櫻宮さん» 舌足らずな姫ちゃんが好きで書いてしまいます🙈笑。 (2022年1月18日 14時) (レス) id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
nyan(プロフ) - 続く限り読み続けますよ❤️ (2022年1月13日 21時) (レス) @page46 id: 2c77e9de22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヲ伽 -otogi-
| 作成日時：2021年11月23日 17時
