778 / 愛を担うということ ページ15
side A
和也「潤くん、」
潤「ん…？」
和也「ふふ、お花にお水あげよ？」
潤「ふふ…、うん、」
上着を着て花壇の前にしゃがむ彼に
寒くない？って毛布をかけてあげながら
これ大きくなったね、これは昨日より元気に咲いてるね、って
ニノがいろいろ話してるうちに、潤ちゃんも表情が明るくなる。
潤「かず、どれすき？」
和也「かずはこれ好き〜、かわいい」
潤「わっ、いっしょ！」
和也「ほんと？んふ、気が合いますね〜」
潤「んふ、ますね〜」
指を絡ませながら手を繋いで
くっつきそうなほど近い距離でニコニコ話して。
お互いが苦しいことを知っていて
お互いが笑っていてほしいことを知ってる。
だから、何を捨てても傍に居ることだけは捨てないし
小さなコミュニケーションも必ず欠かさない。
触れることだって、言葉だって。
潤「ふふ、ぐりぐり？」
和也「うん、ぐりぐり。……伝われ〜ってぐりぐりしてる」
額と額を擦り合わせてそう言うニノに
小さく微笑んでから
彼もぐりぐりと擦り合わせる。
潤「………おでこいたい、」
和也「んふ、かずも痛い」
潤「んふ、いたいくらいかずがいっぱい」
和也「ふふ、溢れちゃうでしょ」
潤「んふ、うん、かずのあいいっぱい」
クスクス笑って
赤くなった額をお互いに笑って
また、額をくっつけて。
和也「ふふ、愛してるよ潤くん、」
潤「んふ、……いっぱい、あいしてね、」
潤ちゃんに伝えるのは、
誰よりもニノが一番先で。
それが良いことではなくても
苦しいことでも
それが自分の使命だと、ニノもわかってる。
それをニノが担ってきたから、潤ちゃんもニノの言葉を何より信じる。
愛してるよ、って
その言葉も、誰よりも。
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櫻宮 - 大宮さん» 中のお手紙を見てニヤける彼らを想像してさらにニヤけてしまう私。笑姫の想いはきっと彼に届いてると思います。 (2021年2月26日 8時) (
レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - 大宮さん» 確かに姫の看病あってこそ。笑私も思わずマスクの下でニヤける。笑 (2021年2月26日 8時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
大宮 - 潤くんが一生懸命作ってくれたお守り、きっとしょうくんをまもってくれるよ！”お約束”ちゃんと守ってね？しょうくん。 (2021年2月24日 14時) (レス) id: a13c7c5f2d (このIDを非表示/違反報告)
大宮 - しょおく〜んっ！治ってよかったよ。姫のおかげだね(^^♪今日はしょうくんのやさしい顔が想像出来ました！私もつられてずっとにやけてます(*'▽') (2021年2月24日 14時) (レス) id: a13c7c5f2d (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - 大宮さん» 私も大宮さんと同じです。そしてあわあわなのっ！に繋がる。笑何で姫ちゃんはあんなに可愛いんだろ？笑誰か教えてほしい。笑 (2021年2月22日 8時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヲ伽 -otogi-
| 作成日時：2021年1月17日 11時
