614 / 渦巻く ページ29
side O
あれからまた1週間経った今日は
午前中は5人で雑誌の仕事だった。
帰宅すると、いつものように潤ちゃんが
午後休だった相葉ちゃんとどんなことしたって話してくれて。
ご飯も食べて、お風呂も入って。
のんびりタイムがやってきた頃、不意に潤ちゃんが口を開いた。
潤「……かず、？」
和也「ん？」
潤「あの……おはなし、あるの…っ」
緊張した面持ちでニノを呼んで、
ニノの前にちょこんと座る。
潤「あの、あのね…？」
和也「ん、聞くよ？でもその前に深呼吸しよ、ね？」
緊張して焦ってしまう彼をみんなで落ち着かせる。
大きく深呼吸して、少し落ち着いたところで
ニノは彼の目を見つめる。
潤「……あのね、」
和也「うん、なぁに？」
潤「あの…っ、……おしごと、まだ…できない、かな…っ」
潤ちゃんのその一言に、
ニノが少し驚いた顔をする。
和也「仕事…、…怖くなくなった？」
潤「できるって…おもうのっ…」
和也「そっか…」
いつもとは違い、難しい顔してるニノに
未だ少し緊張しながら受け答えしてる潤ちゃん。
数分、
ニノは黙って考え込んでた。
和也「………ごめんね、今すぐには返事出来ない」
潤「………っ、」
和也「考えてもいいかな。
たくさん考えてから、潤くんに返事したい、いい？」
潤「……かんがえて、くれるの…？」
和也「もちろん。潤くんもいっぱい悩んで考えてくれたんでしょ？
だからこそちゃんと考えたいの」
潤「ん、わかった…まってるね…？」
和也「うん、ありがとう、待ってて？」
交渉が終わると、
優しい顔して潤ちゃんの頭をそっと撫でて。
嬉しそうに微笑む彼を、
ニノはそっと抱きしめた。
潤ちゃんの後ろに居た俺らは
そのニノの顔が、複雑だったことが丸見えで。
ニノの中で、たくさんの考えが渦巻いたことを知った。
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つかさ(プロフ) - 姫ー！ どんだけ可愛いのよあなたはw 「しーっなの」にやられたw (2020年10月16日 8時) (
レス) id: 4e0d2c6273 (このIDを非表示/違反報告)
ヲ伽 -otogi-(プロフ) - 櫻宮さん» いつも嬉しいです、、( ; ; )ありがとうございます´`* (2020年10月13日 23時) (レス) id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
ヲ伽 -otogi-(プロフ) - 楓さん» ありがとうございます( ; ; ) (2020年10月11日 20時) (レス) id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
楓(プロフ) - 改めてヲ伽さん好きです .. 「大切にすることは幸せだけど 大切にすることは苦しい」に凄く共感出来ました(; ;) (2020年10月11日 19時) (レス) id: 507cda7d67 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - 記憶は怖いものじゃない。その一言が彼を凄くあんしんさせたんだろうなぁ。。(^^) (2020年10月9日 10時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヲ伽 -otogi-
| 作成日時：2020年9月19日 17時
