612 / はじめて! ページ27
side N
「はい、じゃあ削りまーすっ」
潤「わぁぁ…っ!すごいっ、キラキラしてる!」
削ってあげると、落ちてくる氷を見て
もう目がキラキラ( 笑 )
「ふふ、やってみる?」
潤「うんうんっ、やりたい!」
「ん、じゃあ抑えててあげるから回して削ってね?」
コクコク頷いて、
ちょっと硬い機械を一生懸命回して。
真剣な表情をしながらも、落ちた氷を見て喜ぶ。
その繰り返し( 笑 )
「ふふ、かわいい( 笑 )」
潤「わっ、みてみてっ、いっぱい!」
「んふ、もっと山になるくらい削るんだよ?潤くんがんばれ!」
かわいい、なんて俺の呟きは、夢中な彼には届いてない( 笑 )
ああ、このビデオ3人が帰ってきたらすぐ見せてあげよう。
かわいい( 笑 )
潤「できたっ!」
「お、完成!綺麗にできたね〜」
潤「んふふっ、キラキラだね…!」
「ふふ、そうね?シロップは何かける?」
潤「んー……いちごか、レモン?」
「んふ、選べないのね( 笑 )
じゃあ先にいちごかけて、それなくなったらレモンかけよっか?」
潤「うんっ!あ、しゃしんとっておくろ〜」
できたかき氷をカメラで撮って、
グループラインに【みて!】って可愛い一言付きで送ってた。
潤くんに丸々一個は多いから、俺と半分こ。
パク、とひと口食べた潤くん。
潤「んんっ、おいしい〜っ」
「ふふ、よかったよかった」
潤「かず、あーん?」
「ふふ、ありがと、……んっ、おいしい!」
潤「んふ、おいしいね!」
あーんってしてくれて食べた俺をニコニコ見て嬉しそうにしてる。
楽しいことだったり、俺らと離れずに居たら心の不安定も忘れるんだろうな。
潤くんが一瞬でも忘れられて楽しいなら、それが一番嬉しい。
潤「わっ、キーンってなる」
「ふふ、冷たいからね〜ゆっくり食べな?」
潤「とけちゃうもん、」
「じゃあキーンってなるの我慢だね( 笑 )」
潤「んん…かずいじわる、」
「俺のせいー?( 笑 )」
キーンってなる度に、頭グリグリしながら頑張ってて( 笑 )
俺もときどきキーンってなるから頭抑えてると、
いじわるした子供みたいな顔でニコニコ覗いてくるから、
仕返しにちょっとくすぐってあげた。
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つかさ(プロフ) - 姫ー! どんだけ可愛いのよあなたはw 「しーっなの」にやられたw (2020年10月16日 8時) (レス) id: 4e0d2c6273 (このIDを非表示/違反報告)
ヲ伽 -otogi-(プロフ) - 櫻宮さん» いつも嬉しいです、、( ; ; )ありがとうございます´`* (2020年10月13日 23時) (レス) id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
ヲ伽 -otogi-(プロフ) - 楓さん» ありがとうございます( ; ; ) (2020年10月11日 20時) (レス) id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
楓(プロフ) - 改めてヲ伽さん好きです .. 「大切にすることは幸せだけど 大切にすることは苦しい」に凄く共感出来ました(; ;) (2020年10月11日 19時) (レス) id: 507cda7d67 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - 記憶は怖いものじゃない。その一言が彼を凄くあんしんさせたんだろうなぁ。。(^^) (2020年10月9日 10時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヲ伽 -otogi- | 作成日時:2020年9月19日 17時