31 / 留めておいたもの ページ33
_____S.
「笑ってたよね」
「なにが？」
「あの日、話し合いのとき笑ってたでしょおまえ」
「ふふ、あんな重い空気で笑ってたらやばいでしょ」
「だからやばいっつってんの」
「見間違いでしょー、笑ってないもん俺」
「見間違いで笑ってるようになんて見えるわけない。
相葉くんが必死におまえを守ってる間、おまえ笑ってたでしょ」
「………その翔くんの見間違いの話を聞きに俺は呼び出されたわけ？」
「ふざけてんじゃないんだけど」
「こっちもふざけて否定してんじゃないんだよ」
微笑んで否定してた彼が
一瞬で笑みを消した。
「………気ぃ悪いから帰っていい？」
「待てって、まだ話終わってないだろ」
「他に何があんの」
「どんなテクニックで相葉くんを堕としたかの話だよ」
「はっ( 笑 )、それ本当に言ってんの？( 笑 )」
「歯ブラシ」
彼の言葉に被せるようにそう吐くと
眉が少し、ピクリと動いた。
「トイレに立ったときさ、洗面所に見えたの、2本の歯ブラシ」
「まーくんにも泊まりに来る彼女くらいいるんじゃないの」
「それなら他にも女物あるはずでしょ？
でも何も見当たらなかった。あるのは、同じような物が2つずつ」
「何が言いたいの」
「それ全部おまえのでしょって言いたいの」
愛想がいい彼が
面倒くさそうな顔をして、俺を見る。
「あのさ……そんなわけないでしょ？第一俺オトコだから」
「相葉くんがどっちもいける可能性だってあるでしょ」
「まーくんは普通に女が好きでしょ」
「じゃあおまえが堕としたんじゃねぇの？」
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ヲ伽 -otogi-(プロフ) - ふらんどーる@潤くんは天使 さん» いつもありがとうございます！わわわっ、本当ですか…！とても安心しました( ; ; )ありがとうございます´`*！ (2020年5月31日 20時) (
レス) id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
ふらんどーる@潤くんは天使 - 新作きたっ！べーこんれたすか...！前回もでしたけど、ヲ伽さんのお話は私のようなそういうのを好んで見ないような人でも見ちゃいますw (2020年5月31日 20時) (レス) id: 8e46670866 (このIDを非表示/違反報告)
ヲ伽 -otogi-(プロフ) - ナナさん» 初めまして！コメントありがとうございます´`*！楽しんで頂けたら嬉しいです(*^^*) (2020年5月31日 17時) (レス) id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - ヲ伽さん、初めまして！新作ですね！何だか私の好きそうな感じでワクワクしています(*^^*)望遠鏡の外側も素敵なお話でしたからね~(^^)また更新が楽しみです(*´艸｀*) (2020年5月31日 17時) (レス) id: d658bfc4bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヲ伽 -otogi-
| 作成日時：2020年5月31日 15時
