11 / 月なんていらない ページ13
_____J.
月明かりが眩しい。
邪魔だな、その明るさが。
愛おしい人が、見えない。
「………ま、く…っ、かお、みせてっ、」
「見えないの、？」
「んぁ…っ、まぶし…っの、」
はだけた俺の上半身にキスを降らしながら
彼の唾液がついた指で俺の蕾を解す彼にそう言うと
ベッドの上のカーテンを降ろして、
明かりを遮断してくれる。
光なんて要らない。
それで俺たちが見えなくなるなら、
この2人の世界に居てもいい理由になるなら
誰にも見つからないなら
貴方と堕ちていけるなら。
光なんて、
必要ない。
「……っも、いいから…きてっ、まーくんの…ほし…っ」
「っは、かわい…」
彼の熱の中心が、俺の蕾を掠めただけで
震えそうになる。
”優しく抱けないよ”
車内でのその言葉どおり
勢いよく貫いてきた彼のそれのせいで
全身に電流が走った。
強すぎるそれさえも、
強すぎるそれ自体が、堪らない。
「っ、あっつ…、潤のナカ、すっごい熱い、」
そんな短い言葉でさえ
俺には途切れて聴こえる。
愛おしい人の熱で、
目の前がチカチカする。
「ぁっ、はげし…っ！だめっ、も…っ！」
「ふっ、かわいい……もっと乱れて、ねぇ潤、」
「……っは、ぁ…っ！だめだめ…っ！ま、くん…っはや…！」
「…っん、イイ…潤は、？」
「だめ…っ、……っん、もっと…っ！」
「ふふ、支離滅裂なのもかわいいね、」
脳内の酸素が足りなくて
脳内が真っ白になって。
タイミング良くひと突きされると、
びくびくと自制が効かないほどに震え
欲が放たれたのを感じた。
でも、
まだ彼の熱は注がれなくて。
未だぴくぴくと少し震える身体が収まるのを待っていたのは
俺だけだったみたいで。
腰と背中に回された、彼の手。
今の俺の身体は、
彼に触れられるだけでも、充分な刺激で。
身体がまた、びくびくと大きく震えた。
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ヲ伽 -otogi-(プロフ) - ふらんどーる@潤くんは天使 さん» いつもありがとうございます！わわわっ、本当ですか…！とても安心しました( ; ; )ありがとうございます´`*！ (2020年5月31日 20時) (
レス) id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
ふらんどーる@潤くんは天使 - 新作きたっ！べーこんれたすか...！前回もでしたけど、ヲ伽さんのお話は私のようなそういうのを好んで見ないような人でも見ちゃいますw (2020年5月31日 20時) (レス) id: 8e46670866 (このIDを非表示/違反報告)
ヲ伽 -otogi-(プロフ) - ナナさん» 初めまして！コメントありがとうございます´`*！楽しんで頂けたら嬉しいです(*^^*) (2020年5月31日 17時) (レス) id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - ヲ伽さん、初めまして！新作ですね！何だか私の好きそうな感じでワクワクしています(*^^*)望遠鏡の外側も素敵なお話でしたからね~(^^)また更新が楽しみです(*´艸｀*) (2020年5月31日 17時) (レス) id: d658bfc4bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヲ伽 -otogi-
| 作成日時：2020年5月31日 15時
