03 / 曝け出せる場所 ページ4
side S
「そうだ松潤、おばあちゃん元気ー？」
「ん？うん、元気だよ？」
思い出したように、そう尋ねた相葉くん。
潤は、物心ついたときからおばあちゃんと暮らしてた。
今は実家を出て一人暮らしだけど、ときどき帰ってるみたい。
母親は自 殺で亡くなったらしいけど
潤も幼かったし、母親の記憶なんてないから悲しくないって言ってた。
「この前はありがとう、また行くねーって言っといてね？」
相葉くんのそんな返しに
目をぱちくりとさせて、キョトン顔の潤。
…………………これは、お決まりのやつだな。
「……………また忘れてるなおまえ」
「……相葉くん、このまえ実家来たっけ？」
「行ったじゃーん、ロケで近く行ったから、松潤が寄ってく？って。
しかもさっきもこの話したからね！？( 笑 )」
「あ、そうだっけ」
「んふ、まつゆんまた忘れてる」
「リーダー覚えてる？」
「うん、この俺が覚えてるよ」
「あちゃー、ダメだなぁ」
潤は、
酷く忘れっぽい。
ときどき、すっぽりそのことを忘れてるときがある。
最近は、数分前のこともよく忘れてる。
まぁ、それも潤だから
俺らもイジって終わり。
“ 緊張感が無いんだろうなー “ なんて言う潤だけど
それなら緊張感持ってくれ、なんて。
「俺、久しく潤くんのおばあちゃんに会ってないな〜」
「近く行ったら寄ってってよー、喜ぶよ、引くほど元気だから」
潤のおばあちゃんとは、俺らも交流があって。
一緒にご飯食べたり、泊まらせてもらったこともある。
「ばあちゃんも嬉しいだろうからいつでも」って
潤が言ってくれて、潤が居ないときも会いに行くことがある。
俺らも嬉しいんだよね。
もう祖父母亡くしてるメンバーも居るし、
潤は近いけど祖父母が遠くに住んでるメンバーも居るから
懐かしい感じがして。
それに、
ふわふわして暖かくて、優しい感じのおばあちゃんだから
会うとすごくホッとするんだ。
潤との関係も、
おばあちゃんはすぐに受け入れてくれて。
「潤、あなた苗字変わるわね」なんてイジられることもある。
本当に、優しいおばあちゃん。
「今日寝る前電話しよっかな」
「してあげなよ、喜ぶよ」
「しょーくんがいじわるするーって話そ」
「それはやめて」
ああ、なんか
久々に会いたくなってきた。
また今度、行こうかな。
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櫻宮 - なんか変ですよね？ずっと生きていたいって言ってた人が自殺なんかしますかね？続き楽しみです！ (2020年4月29日 15時) (
レス) id: 95d5f07b44 (このIDを非表示/違反報告)
ヲ伽 -otogi-(プロフ) - 櫻宮さん» すみません今気づきました、、！いろいろな考察嬉しいです(*^^*)ここからどうなるのか、彼の真相が分かるまでお付き合い下さい´`*！ (2020年4月20日 0時) (レス) id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - 潤くんが自殺…ということは？自ら凭れただけで壊れてしまうような歩道橋を選んだということですよね？でも彼の家の近くの歩道橋…？あーもう！よく分からん！早く続きが読みたい！！ (2020年4月9日 17時) (レス) id: 95d5f07b44 (このIDを非表示/違反報告)
ヲ伽 -otogi-(プロフ) - ふらんどーる@潤くんは天使 さん» いつもありがとうございます´`*！ぜひ次回もお楽しみにしてて下さい(*^^*) (2020年4月8日 19時) (レス) id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
ふらんどーる@潤くんは天使 - じ、じさつ...それは予想してませんでした！続きが気になります...！ (2020年4月8日 18時) (レス) id: 8e46670866 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヲ伽 -otogi-
| 作成日時：2020年2月19日 18時
