＃19 和也 ページ21
俺の腕の中で、小さな体を震わせて泣く潤くん。
……怖い、よね。
生まれたときから、『死』がすごく身近にあって。
やっとできた仲間にも、本当のこと言えなくて。手放さなきゃいけなくて。
……残して、いかなきゃいけないかもしれなくて。
そんなの、悲しすぎる…
なにか、俺にできることはないのかな。
一緒に居ることしか俺にはできないの?
そりゃ、まだまだ潤くんにしてあげなきゃいけないことはたくさんあるよ。
俺に、なんでも言えるようにしてあげなきゃいけないのが、まず第一。
それに、一緒に想い出を作らなきゃいけない。
潤くんに、心からの笑顔を取り戻してもらうのも俺がしなきゃいけないこと。
でも、これだけじゃ足りないんだよ。
潤くんは今まで、俺に、俺たちに。
どれだけたくさんのことをしてくれたか。
コンサートの案だって、仕切りだって。
番組をよくするための案だってたくさん出してくれた。
メンバーの誰かが体調壊したらすぐに気付いて、薬あげて。
相葉くんが入院したときだって、相葉くんの代わりに一番に動いてくれた。
こんなにたくさんのことしてくれたのに、俺は潤くんにあれだけのことしかできないのかな。
こんな小さな体でこんな大きなもの抱えてる潤くんを、支えたい。
「ねぇ、潤くん?」
潤「ん…なぁに?」
俺から離れずに顔だけをあげた潤くん。
少しは、甘えられるようになったね^^
「なにか、お願いごととかない?」
潤「おねがいごと…?おれ、たくさんわがままゆったよ…?」
「んーん、あれはたくさんじゃないんだよ?もっとたくさん言っていいの^^」
潤「…ほんとに…?」
「うん、ほんと!」
潤「…ごにんのおしごと、ぜんぶしたい…」
「5人でやる仕事を優先したいの?」
潤「うん…、8がつ30にちがきたら、もうごにんでおしごとできないから」
願いを言ってくれたのはすごく嬉しいよ。
けど…
現実を受け止めすぎている潤くんが、悲しい。
けどさ、やっぱり。
潤くんの願いなんだもん。
なにがなんでも、叶えなきゃ。
「よし…じゃあ俺、社長に言ってみるね♪」
潤「あ…じゃあ、おれもいくっ」
「え?」
潤「おれね、しゃちょうさんにはゆってるの。だからね、かずにはなしたってことゆっとく」
「そっか、ん、わかった
じゃあ、明日一緒に行こうね^^」
潤「うん^^」
「よし、ご飯食べよっか」
潤「ん、おなかすいた」
「俺もペコペコだよ〜」
そんな会話で見せた潤くんの笑顔は、もう本物に戻っていた。
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ヲ伽 -otogi-(プロフ) - すいすいさん» ありがとうございます´`*！カイトいい曲ですよね、、（ ; ; ） (2021年8月6日 17時) (
レス) id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
すいすい - おもしろいです。読んでいたら、テレビで、「カイト」が流れて泣いちゃいました。 (2021年8月6日 14時) (レス) id: fd76ce1517 (このIDを非表示/違反報告)
≫ じーゅん ≪ ∴亀更新∴(プロフ) - 潤翔さん» ありがとうございます^^早めに更新していきたいと思ってます^^ (2016年5月21日 21時) (レス) id: cfd42291d9 (このIDを非表示/違反報告)
潤翔 - 本当、泣いてしまいました。 また、更新されることを望んでいます (2016年5月21日 21時) (レス) id: 0891204a70 (このIDを非表示/違反報告)
≫ じーゅん ≪ ∴亀更新∴(プロフ) - Jun君好きさん» わわわわ嬉しいコメントありがとうございますっ！これからもがんばりますっ！ (2016年2月3日 23時) (レス) id: cfd42291d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つ む ぐ ＿＿ 。(元じーゅん)
| 作成日時：2014年3月20日 2時
