三十一話 ページ36
父は暗殺ギルド、ラフィン・コフィンのメンバーにやられて他界した。
目の前で殺された。
悔しかった。
父が最後に呟いた「生きろ」と私に呟いた。
あれ以降の記憶は曖昧で、気がつけば始まりの街にいた。
母はなんでもお見通しで、私がこのことを伝えようとSAOから帰ってきたが母は何も言わずに私を抱きしめてくれた。
とても暖かくて、落ち着いた。
貯めていたものが全部溢れだして、丸一日泣いたとか。
そんな最近の出来事を思い出していると、ふと思い出した。
『お母さん、手だけ化けるの出来る？』
「少し難しいけど、今の貴女なら出来るんじゃないかしら」
母が言った意味がよく分からない。
今の私だからできる？
そんな疑問を帰りの電車の中でも考えていた。
母にはすぐに分かる。なんて言われたけど……
ふと、出久の顔が浮かんだ。
こういうのって彼が得意そう。
『明日、聞こう』
可能性が見えてきた。
家に着いたのは夕暮れ時。
昨日から何も口にしていない私は冷蔵庫にあったものを適当に取って夕ご飯にした。
財布だけ持って母に愛に行ったものだから、出久からのメールが何十件にして溜まっていた。
《出久：明日、お昼頃に行くつもりだけど…大丈夫？》
《出久：ちょっと走ってくるね。その間、メール見れないかも》
《出久：ただいま。あれ？寝ちゃってる？》
などのメールが多数。
どうやら文章的に私は寝ていることになっているらしい。
《しろ：ごめん、お母さんに会ってた》
スマホ、置いてきたみたいで。
そう返信をするとすぐに返事が返ってくる。
《出久：よかった、心配したよ》
「家まで駆けつけようかと思ってた」という返事に「そこまで？」と返す。
それぐらい、心配してくれていたらしい。
《しろ：明日、お昼頃でいいよ》
返事を返してスマホを持ちながら台所へ。
早く明日が来ないかなとウキウキしながら晩御飯を作った。
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朱里(プロフ) - まほちんさん» き、気づかなかった……全部直します！ありがとうございます！ (2018年3月28日 18時) (
レス) id: 5e4d9538d4 (このIDを非表示/違反報告)
まほちん - 雄英高校が、ほとんど英雄高校になってます、、、！ (2018年3月23日 23時) (レス) id: 05f0b2f9d9 (このIDを非表示/違反報告)
朱里(プロフ) - 名無し42823号さん» お、お恥ずかしい笑笑ありがとうございます！ (2017年12月3日 17時) (レス) id: 5e4d9538d4 (このIDを非表示/違反報告)
名無し42823号(プロフ) - 18話のクラインがクラウンになってますよ！お話面白いです！ (2017年12月2日 12時) (レス) id: 2281aa880b (このIDを非表示/違反報告)
朱里(プロフ) - よぼよぼ婆ちゃんさん» ご丁寧にありがとうございます！画像、貼り付けてみます！ (2017年10月19日 7時) (レス) id: 5e4d9538d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱里 | 作成日時：2017年9月17日 19時
