『wrwrd』【ある日の事同居人が分裂していた】『gr』

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軍服『酷く悔しい思いもした、俺はあのクズ以下なのかと怒りさえ湧いたな』



怒れる立場でもないのに。



【………】



軍服『……それから三年経っている、その時は何とか勝ったから、それなりの賠償金も昔からの友人の協力の元に毟りとった…それでもまだ、たった三年しか経っていない、毟った金で壊れた街や無くなった家を直すのだって間に合っていなければ、スラムが出来てしまって治安が悪くなって結果犯罪率が上がったり…な。昔よりマシになったとて問題が死ぬほど有る』



【……軍服君は、それを私になんで話してくれたの】



軍服『………少々、疲れてしまってな…』



【…そうなの…】



軍服『…あぁ、みんな俺の責任だから、全て俺が片付けないといけない。だから死ぬ程頑張っていたんだ、もちろん助けてくれる仲間と共に…だが、ある日な…全てがどうでも良くなってしまって』



そのまま消えてしまいたかった、全てを放り捨てて。



【グルッペン君】



軍服『な、んだっ！？』



グッとグルッぺん君の両腕を引っ張り引き寄せ、首元に腕を回すそして背中を摩った



【……よしよし】



軍服『……慰めているのか？』



【ううん、疲れたねって、労わってるの。頑張ったんだねって、褒めてるんだよ】



軍服『こんな俺は駄目な奴だろうか…』



【そうですね、軍服君はダメな人です】



軍服『……』



【でも、それはここでだけの話！】



軍服『…？』



【だって私は君の国の国民でも、ましてやお仲間の人じゃないからね、ダメだろうと別にいいんだよ。限度は勿論あるけどもね？？】



全てが分かってるわけじゃないし、どれぐらい大変なことなのかも想像はつかない。けれどここに彼のすべきことは、良くも悪くも無い。戻れる見当もつかない、ならばそれまでここでダメになったって。誰も怒らないし、失望することも無い。

それがただ、一時的な救済に過ぎなくても、私のエゴだとしても



軍服『…ありがとうA』



【んふふ…よーしおねーさんが沢山軍服君を甘やかしてしんぜよう！】



軍服『ふは……では、お言葉に甘えようかお姉さん』



【あ、でも先に片付けが終わったらね？手伝ってくれる？】



軍服『もちろん』



きっと、軍服君に限らずみんな何か蟠りがあるんだろうな…でも、その時はその時だ

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