: ページ17
裕翔「涼介、今日はね、みんなで作文書いたんだ。来週二分の一成人式だよ。タイムカプセルなに入れる…？
…式には出れなくてもタイムカプセルも作文も僕持ってくから、さ…はやく、、目覚ましてね、、、っ…」
喉におっきな管を入れられてしまった涼介は
あれから2週間も経ったのに、ずっとずっと眠り続けてて
放課後に涼介に会いにきても寂しさだけが募る
雄也「さ、裕翔今日はもう帰ろっか」
裕翔「うん…」
裕翔「涼介また明日くるね。
明日は大ちゃんと来るから騒がしいとおもうけど、我慢してね…笑」
僕の力じゃどうにも出来ないことがあることも
あたりまえがあたりまえじゃないことも、わかった
涼介とバイバイをして、夕焼けに染まった空の下をパパとふたりで歩くのはやっぱり物足りない
雄也「裕翔」
パパが突然、立ち止まっておれの身長に合わせて屈んで話し始めた。
雄也「寂しい時は寂しいって言うって約束したでしょ？
涼介が辛い時は裕翔も辛いよね…辛いのは我慢しないでさ、みんなで分けっこしたら辛いの半分になるからさ、ね…？」
裕翔「……っ…涼介が、、…つらそうなの、…っ……みるの……つらい……、、なんで…りょ、っ、すけ…、ば、っ、かり……たい、へん、なの……っ…」
パパが僕の気持ち分かってくれてるのが嬉しくて、
パパの腕の中で子供みたく泣いた。
雄也「きっと神様は、涼介が強い子だって分かってるから
病気に勝てるって思ったから病気にしたのかもね」
いつも抱っこされるのは涼介だったから、久しぶりにパパにおんぶされてお家に帰ったら
不思議と気持ちが軽くなった気がした。
僕もいつかパパみたいに前向きに考えられるようになりたいな、涼介みたいに強く強く頑張れる人になりたいな、
それで僕が涼介のことしっかり守るんだ…
またみんなで笑える日がきたらいいな…
パパのおっきな背中の上、
真っ赤に燃える夕焼けにこっそりとお願いごとをした
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 312人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ツムギ(プロフ) - 井上ありささん» はじめまして。コメントありがとうございます! わ!ほんとですかうれしいです（ ; ; ）こちらのお話、自己満で書いてるので感想いただけるのすごくうれしいです! これからもよろしくお願いします (2020年9月14日 0時) (
レス) id: 7c11d74114 (このIDを非表示/違反報告)
井上ありさ(プロフ) - はじめまして。更新されていたので読んでいたのですが涙が止まらないほどでした。次の更新がとても楽しみです。 (2020年9月13日 23時) (レス) id: 49bc8aae5e (このIDを非表示/違反報告)
ツムギ(プロフ) - 愛ingさん» 幼少期のお話はその方の幼少期の顔のイメージで書いてます (2020年6月6日 23時) (レス) id: 7c11d74114 (このIDを非表示/違反報告)
ツムギ(プロフ) - (名前)さん» 返信遅くなってすみません（ ; ; ）幼少期のお話はその頃の顔のイメージでお話を書いてます！という返信で大丈夫でしょうか…？ (2020年6月6日 20時) (レス) id: 7c11d74114 (このIDを非表示/違反報告)
愛ing - 私も気になります。 (2020年6月6日 16時) (レス) id: 6533d85759 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ツムギ | 作成日時：2020年5月29日 0時
