153. 大丈夫だよ ページ11
昼食をとり終わり、教室に向かおうと廊下を進むA、麗日、蛙吹。
一見和気藹々と話していたかのように見えた3人だったが、その前をとある人物が通過すると、3人の足が止まった。
轟と女子生徒だった。
4限終了後、教室の前で女子生徒が1人、轟が出てくるのを待っていた。
お昼を誘った女子生徒を見て、ちょうど近くに座っていた麗日は断るものだとばかり思っていたが、轟は迷う様子もなく承諾したのだ。
Aに一言「悪い」とだけ言い、女子生徒について行ってしまった。
たまたま聞いてしまった麗日の機転で、Aは麗日と蛙吹と昼食をとることになったのだ。
目の前を通り過ぎる轟と女子生徒に、Aは僅かに顔を歪めた。
それにすぐに、両隣にいた2人は気づく。
麗「Aちゃん、追いかけんでもいいん？」
蛙「今なら追いつくわ、ケロ」
貴「……うん。大丈夫」
力なく笑うAに、2人の心配は消えない。
しかし、Aは轟を責めているわけではいなかった。
それよりかは、心配だった。
轟が本心で彼女についていってるわけじゃないのは、Aも薄々気づいていた。
さっきも、食堂で何度も目が合って、それが確信に変わった。
轟と女子生徒の関係は、Aにも分からない。
でも、轟には何か理由があるのだとAは信じていた。
貴(大丈夫……大丈夫だよ……)
麗日と蛙吹に聞こえないように、Aは心の中で繰り返した。
それは2人に向けた言葉か、それとも＿＿
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轟推し - とても感動して、目から涙がこぼれました。これからも、がんばってください！ (2020年5月9日 3時) (
レス) id: 465ea38479 (このIDを非表示/違反報告)
マカロン - 続きがとても気になる!!!! 更新頑張ってください! 楽しみにしてます。 (2019年8月22日 11時) (レス) id: 0dcad5eff6 (このIDを非表示/違反報告)
のまーん(プロフ) - きゃーっ！キマシタワー！破壊力パネェ！ (2019年8月19日 19時) (レス) id: 40246c291e (このIDを非表示/違反報告)
日向夏 - 轟くんカッコいい！いつもドキドキしながら読ませていただいてます。毎日更新ありがとうございます！これからも頑張ってください。応援しています。 (2019年8月12日 22時) (レス) id: 687d110e3e (このIDを非表示/違反報告)
漓娜(プロフ) - ああ、、、好き… (2019年8月10日 2時) (レス) id: 47b69fc756 (このIDを非表示/違反報告)
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