「愛」ってなんですか!?【轟焦凍】 (ページ45)

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139. やることをやるページ45

麗「Aちゃん！」

上「まだ轟の部屋にいたのか!?」

上鳴と峰田は、Aが轟の部屋で勉強をすることは知っていたが、こんなに長い時間いるとは思わなかったのだ。

峰「お前らこんな時間までずっと2人きりかよ！やることやったんじゃねえのか!?」

突然下ネタを挟む峰田だが、その意味が2人に通じるはずもない。

Aと轟は顔を見合わせ、お互い首を傾げた。

貴「やることは……やったよね？」

轟「ああ」

意味を理解しないまま頷いた2人に、峰田も上鳴も凍りついた。

2人のやることとは、勉強という意味なのだが。

峰「……は？」

上「お、お前ら、マジでか……？ま、まさか、コレ見ながら……」

上鳴は、峰田が持つ袋を指さした。

しかし、それに2人は首を横に振った。

貴「流石に見ながらはしないよ」

轟「集中力が切れるだろ」

上「そんな集中するほどやったのかよ、お前ら!?」

お互い目的語がないため、勘違いしながら会話が進む。

なんとなくだが理解した緑谷は、それを説明しようか見守ろうか悩んでいた。

驚いた上鳴に、轟は少しムッとする。

轟「普通見ながらしねえだろ。そっちにつられたらどうすんだ？」

貴「そうだよ！そっち見てたら進まないじゃん！」

それを聞いた上鳴は、「真面目かお前ら」とだけ言い、アホ顔になった。

しかし、それでも納得出来ないAは、轟の方を振り向いた。

貴「普通、DVD見ながら勉強はしないよね？」

轟「ああ。集中力切れるし、見入ったら進まねえしな」

2人の会話でようやく峰田と上鳴は、状況を理解したようだ。

思えば、おかしい話しなのだ。

2人は、アッチ系のことを理解していなかったはずなのだから。

上「なんだよ、そういうことか〜」

貴「そういうことって？」

麗「ま、まあまあ……」

深く追求しようとしたAを麗日が宥めた。

麗「それより、Aちゃんはどうして出てきたの？」