87. 切れた通話 ページ40
轟がAと話している間、皆で作戦会議が行われていた。
切「どうしよう……誰かいい案持ってないか？」
麗「そうだ！確か口田君、虫操れるよね！」
麗日の意見に皆が口田を見たが、本人は青ざめた顔で首を振っている。
耳「口田、虫苦手なんだよ」
峰「けど今は、そんなこと言ってる暇ねえぞ！」
焦ったような峰田の声に、緑谷が「いや……」と口を開いた。
緑「確かに、口田君の生き物ボイスでゴキブリを追い出すのもいいんだけど、その前にドアを開けた瞬間に逃げられたらダメだ。余計に探すのが難しくなる」
上「じゃあ、麗日に浮かせてもらえば？」
上鳴の提案に、今度は麗日の顔が青ざめた。
麗「上鳴君……私にGを触れと……？」
上鳴はうっかり、麗日の個性が触れないと発動しないことを忘れていたのだ。
慌てて「悪ぃ」と上鳴は、両手を合わせて謝った。
飯「八百万君に、何か使えそうなものを出してもらうか？」
緑「でも、入った途端にゴキブリの動きを止めるものってなんかあるかな？」
緑谷が皆を見回すが、ゴキブリが部屋から出ないように、なお且つ動きを止められるようなものを思いつく者は誰もいない。
その時だった。
轟「あ、おい、水無月！」
轟の焦ったような声が聞こえ、皆の視線を集めた。
轟「通話……切れた……」
葉「ええ!?なんで!?」
轟「スマホの充電切れたらしい」
乏しい表情を崩して動揺しながら、轟は携帯を芦戸に返した。
尾「充電器は!?」
轟「机の上にあるから出来ないって」
芦「まずいよ、早くしないと！」
芦戸の言葉に皆は再び策を練ろうとするが、焦っている時ほど案は出ないものだ。
共同スペースが沈黙に包まれた時だった。
爆「アア、もうめんどくせェ！」
今まで黙っていた爆豪が、突然口を開いた。
爆「半分野郎の個性使えば、すぐに終わるだろーが！！」
瀬「そんなテキトーな……」
瀬呂が眉を寄せると、「いや……」と緑谷がそれを真剣に受け取った。
緑「水無月さん、助けられるよ！」
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漓娜(プロフ) - キュンキュン通り越してぎゅんぎゅんする（） (2019年6月5日 20時) (
レス) id: 47b69fc756 (このIDを非表示/違反報告)
超能力者えのん＠紙#余韻(プロフ) - 僕は…気付いてしまった…91話の最初の方…｢表示｣が｢表情｣になっていたことに……いろはさんごめんなさい！気になっちゃい派になってしまいました… (2019年5月19日 0時) (携帯から) (レス) id: 1390b0b4be (このIDを非表示/違反報告)
IROHA*(プロフ) - ルルナさん» こちらこそ、すみませんでした。私が誤解したことに囚われず、ルルナさんの想像通りに書いてくださいな。同じような作品同士、私も応援させていただきます。お互いがんばりましょう！ (2019年5月10日 21時) (レス) id: 3fd8a40bef (このIDを非表示/違反報告)
ルルナ(プロフ) - IROHA*さん» ありがとうございます。こちらこそ誤解されるようなことをしていまい申し訳ありません。以後このような事がないように努めていきたいと思います。 (2019年5月10日 21時) (レス) id: e226e38a19 (このIDを非表示/違反報告)
IROHA*(プロフ) - ルルナさん» そうだったのですね、理由が聞けて安心しました！こちらこそ、誤解してしまってすみません。パクリでなければ全然問題ありませんので、更新してください！話してくださってありがとうございました＿|＼○＿ (2019年5月10日 20時) (レス) id: 3fd8a40bef (このIDを非表示/違反報告)
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