転生美少女は媚びへつらって生きる。２ [鬼滅の刃]

何思う３ ページ48

童磨「何で死にたいの？ちょっと前まで元気ハツラツ女の子だったじゃない。」




『元いた場所に帰りたくなりまして。』




童磨「ぶはっ、ほんと変な子だねぇ。そういうとこ好きだよ。」




童磨さんは急に立ち止まってこちらに向かい手を広げる。




童磨「ほら、今日はギューしてくれないの？」



『！えへへっ』





すかさず勢いよく飛びつくけど、童磨さんはビクともせず私を受け止める。


童磨さんは耳元で囁いた。





童磨「どんな風に殺して欲しいの？」




『なるべく痛くなくしてください。』




童磨「わかった。じゃあ俺の中に溶かしてあげるね。夢見る心地で眠ったまま死ねるさ。」






やっぱこいつ鬼なんだなぁ。

平気な顔してとんでもねぇ物騒なこと言いよる。






童磨さんは私を殺すことに躊躇いはないらしい。

複雑な気分だが、まぁ今の私としてはとても助かる。






童磨「じゃあ、来週の日曜日。迎えに行くね。」





パチン、と童磨さんの扇子の音が鳴ったかと思うと


私は花戸屋の寝室に居た。






優しいんだかなんなんだか最後まで分かんねぇ人だな。

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