転生美少女は媚びへつらって生きる。２ [鬼滅の刃]

守ってあげる２ ページ29

童磨「手紙を書いたのは……鬼だ。」




『えっ』





鬼…………？



え……？




私、鬼にストーカーされてたの？？？




だから昼間は何も起きないでいて、夜に手紙を置いていたの？




こっわ！！！！


えもしかしてもしかして下手したら私死んでた？？



喰われたりしてた？？？



あともう少し時間が遅かったらもっとヤバいことになっていたんじゃ…






『ど、ど、どうしましょう童磨さん！』




慌てて震えながら童磨さんにしがみつく。




童磨「大丈夫大丈夫。」





その時、カタン、と


私の後ろのドアの辺りから音がした。






『え、今なんか音しませんでした…？』




童磨「うん。したねぇ。」




『な、何の音ですか？こ、怖い…』





恐怖に身が固まった瞬間だった。



どこからが、声が聞こえる。






？「駄目じゃないか。僕以外の男に近づくなんて。」






『！誰っ！』





慌てて辺りを見渡すも、誰もいない。ただ声だけが聞こえる。





？「悪い子にはお仕置だよね。ひひっ。」





ま、まさか。ストーカー野郎…？


ついに私を食べに来たとか？





手の震えが止まらず、収まった涙がまた溢れてきた。





童磨「いい加減にしてくれる？」






童磨さんは私を庇うように手を回し、恐ろしく低い声で言った。





童磨さんにもこの声は聞こえていたらしい。


私は先程よりも強くしがみつく。





『童磨さん！何がどうなってるんですか！？』




童磨「犯人の鬼の血鬼術だね。俺と君が一緒に居るのが気に食わなくて、俺を消しに来たらしい。」




『どうしよう、食べられる！！』





童磨「こんな雑魚一瞬だから大丈夫だよ。俺が守ってあげる。」

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