転生美少女は媚びへつらって生きる。[鬼滅の刃]

甘露寺蜜璃 ページ45

『女将さん、頼まれたもの買ってきましたよ。』



女将「あらありがとう！ちょっと厨房で手伝いをお願い！」





今は昼時だから店内は忙しい。

だけど、なんかいつもよりも慌ただしい気が。


お客さん増えたのかな？





『いつもよりお客さん多いんですか？なんかいつもより忙しい気が……』





女将「それがね、とんでもないお客が来てるんだよ。ほらあそこ、変わった髪色の女の子。
あの子ったら一人で丼を10杯もたいらげてるんだ！
急いで作らないと、また注文が来るよ！」




女の子一人で丼を10杯…………？？？




ちらりと席の方を見やる。

一人だけ異常に積み重なった食べ済みの皿。


周りの客も目が点でその人を見ている。






うんやっぱりそうだよねあの人しかいないよね。

あの緑とピンクのグラデーションの髪の毛、間違いない。

甘露寺蜜璃さんでいらっしゃるわ。




女将「これあの子のとこにお願い！」




『はい！』





追加で渡されたのは丼三つだ。

すごいな。こんだけ食べた分胃袋のどこに入るんだろう。てかなんで太らないの？





『お待たせしました。』





甘露寺「ありがとうございます！…………あっ」





甘露寺さんは私の顔を見るなりあっ、と声を漏らした。





『？』





甘露寺「あ、ご、ごめんなさい！何でもないです！」





あれ、もしかして甘露寺さん偵察に来てる？


だからターゲットだった私の顔を見て驚いたのかな…









それから何度かお客さんに料理を運ぶ機会があった。

やっぱりチラチラと甘露寺さんの方から視線を感じる。









偵察下手か！！！！！そこも可愛いけどさ！！！！

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