九井の気持ち ページ9
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『ここが九井さんのオフィスか……』
近くに居た舎弟さんたちに聞きながらようやくたどり着いた。
((コンコン))
軽くドアをノックすると、「入れ。」と中から聞こえてくる。
((ガチャ))
『失礼します…』
ドアを開けると、眼鏡をかけた九井さんと目が合った。
九井「！、A？どうした？」
『あっ、えっと…』
なんだか緊張してしまって口ごもったが、九井さんは作業する手を止めてこちらに来てくれた。
九井「なんかあったか？欲しいもんとかあるか？」
『あ、いや違くて……その、何かお手伝い出来ることないかなって…』
九井「お手伝い…」
『はい。部屋に居ても落ち着かくて…』
九井「そうか、なるほどな。」
そう言うと九井さんはにっこりと笑って私の頭を撫でた。
九井「頑張り屋のお前にとっちゃ何もしないのも辛いか。」
『っ、なんか照れるんですけど…』
九井「ははっ、じゃあそうだな、俺の仕事ちょっと手伝ってもらってもいいか？」
『！、はい！もちろん！』
九井「じゃ、こっち座れ。」
九井さんにテーブルを挟んで向かい合うような形に座る。
机には沢山の書類が山積みにされていた。凄いな、九井さんこんなの処理してるのか。
『凄い量ですね…』
九井「まぁな。でも難しいことは頼まないぜ。右に重なってる資料あるだろ？」
『あ、これですか？』
九井「そうそう。それ、俺の名前が書いてあるやつにはハンコを押して、書いてないやつはこっちに集めてくれないか？」
『なるほど、分かりました、任せてください！』
九井「おう、ありがと。」
ああ、私の元いた世界の会社の上司が九井さんだったらどれだけ良かったか……見習って欲しいよほんと……
九井「？、どうした？」
『え？ああいや、九井さんが上司だったら最高なのになって。』
九井「ははっ、なんだそれ。でも俺も、お前みたいな賢くて綺麗な女は部下に欲しいな。」
『！……口がお上手で。』
九井「ほんとだって。」
軽率にそういうこと喋っちゃうんだから…
わざとなのかなんなのか…
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ただつ(プロフ) - 東リベ自体は読んでなかったのですが、この作品を読んで興味湧いてきました^ ^ 最高におもしろいです！ (3月9日 11時) (
レス) @page47 id: bb369dedc9 (このIDを非表示/違反報告)
うさこ - もう大好き過ぎて一気読み確定でした（т-т）！！更新楽しみです！ (12月16日 23時) (レス) @page47 id: d68f8df98a (このIDを非表示/違反報告)
るか - 突然すみません、プリ小説でとても似ている作品を見たのですが、プリ小説でも同じ作品を書かれていらっしゃるんですか？ (12月15日 21時) (レス) id: 55d8563b32 (このIDを非表示/違反報告)
SELENE(プロフ) - 一気に読ませていただきました！夜中なのに目がギンギンです笑素敵な作品、今後も応援させてください。 (12月13日 2時) (レス) @page47 id: 9bbf4db66c (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - かなさん» かなさんありがとうございます！！応援にすっっごく励まされます！頑張ります！！ (11月19日 22時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：full.
| 作者ホームページ：http://utanai.nosv.org/u.php/hptyomatu/
作成日時：2022年12月5日 2時
