貴方のことが知りたい5 ページ32
ルークside
『あ、エース』
エース「も〜めっちゃ探した〜」
『え、嘘、ごめん!』
エース「あはは、うそうそ。
それより売店行かね?先輩におつかい頼まれた。」
入ってきたその子は、ハーツラビュル寮の1年生、エース・トラッポラ君だった。
エース「あ、ルーク先輩、こんにちは。」
ムシュー・ハートはこちらに目を向けて挨拶した。
口元は笑って見せているが、目は全然笑っていない。
ルーク「ボンジュール、ムシュー・ハート!
元気そうでなによりだね。」
エース「はは、先輩こそ。」
社交辞令全開な様子の彼は、すぐに彼女の方へと向き直した。
エース「ほら、行こうぜ。グリムも待ってる。」
『あ、うん。』
なるほどな。彼は彼女をかっさらいに来たらしい。
どうやら彼も彼女の魅力に囚われた一人のようだ。
『それじゃあルーク先輩、お先に失礼しますね。』
ルーク「ああ、またね。愛しいモン・タンジュ。」
彼女は図書室から出た、しかし、ムシュー・ハートは扉の前で足を止め、私に振り返った。
エース「そーだ。先輩。」
ルーク「?」
エース「人のモンに手ぇ出さないでくださいね。」
ルーク「!……おやおや」
エース「そんじゃ((ペコ」
バタン、と扉の閉まる音がした。
ルーク「これはこれは……牽制されてしまったな。」
何事にもラフなイメージの彼が、あそこまで執着をしているとはまた面白い。
"人のモノ"、彼はそう言っていた。
ライバルは多いらしい。
まぁ、かといって譲る気は無いのだが。
ルーク「黙って身を引く訳が無いだろう。
彼女は私だけのタンジュだ。」
思わず力が入って握りしめた手のひらには
爪がくい込んで血が出ていた。
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full.(プロフ) - 雪女さん» 了解しました!楽しんでいただけるよう善処致します!! (2020年11月21日 22時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
雪女 - ウツボ兄弟のヤンデレもっと見たいです (2020年11月20日 14時) (レス) id: ed2686deb5 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - full.さん» ひょーーーー、余計に楽しみに……w (2020年8月14日 10時) (レス) id: c7a1464060 (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - ソラさん» ふふふふ、お楽しみにしていてくださいな… (2020年8月14日 9時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - おっふ、更新されている…!これは、レオナおじたん((殴 あたりが助けに来そうですなぁ…( ̄∀ ̄) (2020年8月14日 8時) (レス) id: c7a1464060 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:full. | 作成日時:2020年8月2日 19時