任務先でぶりっ子始めました ２

７６話 呆れた ページ31

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『チッ、面倒な時に出てきやがって！』



晴を呼んで隊服に早着替えしながら、そう悪態をつく。ぶりっ子メイクもさっ、と取り素顔に戻った。

今日はせっかく任務が入ってなくて、あの面白そうなタコせんせー達の勝負も見れてたのに。

勝敗分かんないままになっちゃったよ。全く、困った鬼だこと。

羽織を羽織って、刀を帯刀する。



『鬼見つけたらすぐにぶった斬ってやる...！』



日陰があると昼夜構わず出てくるからホント面倒。山とかは特に気を付けなきゃならない。

この山の木、全部なぎ倒していいかな？？？

そっちの方が手っ取り早い！



「物騒な考えは止めろよ！」

『なんで晴は私の考えが分かるの？？』

「何年お前と一緒にいると思うんだ」



当たり前だろみたいな感じで言ってるけど、それはつまり私が頭イカれてるってのを前提にしてるだろ。

考え直してくれ。私はそこまでイカれてない。
ちょっと変わってるのは、祭りの神とか言ってる筋肉ダルマさんとかだろ。

その人よりはマシでしょ？ね？？？



「そんなことはどうでもいいだろ、早くしなきゃ山下りるぞ」

『冷静だね、って言いたいけど晴が事前に教えてくれれば良かった話だよ？？』



私が校舎出た途端来たってことは、知ってたんでしょ？なら早く来なさいよ。

え？柏餅があったからだって？



『お前......、柏餅と鬼の出現、どっちが大切なんだよ......』



相変わらず、柏餅が好きなんだな。
呆れを通り越して感心するわ。

晴って優秀だけど、こういうところがあるからほんっっと残念。

あと１歩で完璧なんだけどな。



『鬼がまだ附箋されてないってことは、まだ実弥さん達来てないんだよね』

「風柱は仕事が残ってて、蛇柱は別の任務に向かったそうだ」

『あ、伊黒さんは任務に行ってたのね』



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テスト期間に入りましたので、更新速度が落ちます。すみません！

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