２８話 大部屋にて ページ31
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「...フフフ、でも甘いわ。出口は私達が塞いでる。浴槽から出る時、必ず私達の前を通るよね。殺す事はできなくても裸ぐらいは見せてもらうわ」
ナイフを片手に言う金髪ちゃん。それを見て私とおかっぱちゃんは苦笑い。
「そうはいきません」
「「煮こごりか！！」」
タコせんせーはその状態のまま、窓からちゅるんと逃げていった。
「しかも窓から逃げた...」
「中村...この覗き空しいぞ」
「.....」
「修学旅行で皆の事色々知れたけど...」
「うん。殺せんせーの正体は全然迫れなかったな」
「大部屋でダベろっか」
「友田さんも一緒に行こっ」
『はぁい♡』
Noside
─in男子の大部屋─
１枚の紙を真ん中にして、それを囲むように男子達が集っていた。その紙の１番上には【気になる女子ランキング】と書かれていた。いかにも男子中学生って感じだ。上から神崎 ４、矢田 ３、等と書かれている。
「やっぱ１位は神崎さんか」
「まぁ、嫌いな奴いないわなー」
「で？上手く班に引き込んだ杉野はどーだったん？」
「それがさぁ。色々トラブルあってさ、じっくり話すタイミングが少なかったわ」
「あー、なんか大変だったらしいな」
皆が思い思いに喋っていると、今まで在籍していなかったカルマが、レモン煮オレを飲みながら大部屋に入ってきた。
「お、面白そうな事してんじゃん」
「カルマ、良いとこ来た」
「お前クラスで気になる
「皆言ってんだ。逃げらんねーぞ」
前原達にそう言われたカルマは、少し悩んだ末に奥田と答えた。思わぬ人物に、他の者達は意外だと言う。
「だって彼女、怪しげなクロロホルムとか作れそーだし、俺のイタズラの幅が広がるじゃん」
大きな鍋で薬を作る奥田と、それを危険な事を使うカルマの図が容易に想像できる。周りの者は、''絶対にくっつかせたくない２人''と思ったのであった。
「てか俺、他にも気になってる子いんだよねー」
「何ぃ？カルマお前、二股かける気か」
「そんな訳ないだろ。友田ちゃんだよ、友田Aちゃん」
カルマの出した名前に、皆は「あー」と声を漏らした。彼らの頭には周りにハートを浮かべたAの姿が映っている。
「友田なー」
「あれ、だもんな」
「そう、そのことなんだけどさ。多分彼女、皆が思ってるような子じゃないよ」
「はぁ？」
前原は心底不思議そうな表情でカルマを見る。そのカルマはと言うと、イタズラを思いついた子供のような顔をしていた。
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小桜(プロフ) - 実力派エリートさん» うわぁぁ！ 本当ですね、間違ってました！ 私も英語が苦手なことがバレてしまった……。こんな初歩的なのに。教えていただきありがとうございます。訂正してきます！ (2022年8月21日 10時) (
レス) @page14 id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
実力派エリート - コメント失礼します。 I'm tired. の訳は私は疲れています。ではないでしょうか。違ったらすいません。 (2022年8月21日 10時) (レス) @page14 id: 4673827fe0 (このIDを非表示/違反報告)
小桜(プロフ) - nanako1201さん» ご指摘感謝いたします！ 訂正しました！ (2022年7月25日 17時) (レス) id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
nanako1201(プロフ) - 鬼にならんことをだと鬼になりますようにって意味になっちゃいますよ！ (2022年7月23日 18時) (レス) @page16 id: ced68c71ce (このIDを非表示/違反報告)
小桜(プロフ) - 如月蛍さん» コメントありがとうございます！ご指摘感謝致します。全部直してきました！また誤字脱字がありましたら教えて頂けると有難いです......！(ﾎﾞｿｯ (2021年8月17日 22時) (レス) id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小桜 | 作成日時：2021年6月28日 22時
